投稿者: ユーザー通信

  • Teledyne SP Devices/高性能データ収集で業界をリード

    高速データ収集能力を先進アプリケーションに向けて:ADQ35デジタイザ

    Teledyne SP DevicesのADQ35は、高性能データ収集で業界をリードする実績豊かな製品だ。12ビットADQ3シリーズのひとつとして、卓越した速度・分解能・柔軟性を兼ね備えており、科学分野から産業用途、OEMまで要求の厳しいアプリケーションに最適なデジタイザとなっている。

    用途と市場ニーズ

    ADQ35は、波長走査型光干渉断層撮影(SS OCT)や飛行時間型質量分析、分散型光ファイバセンシング、LiDARなどをはじめとして科学計測機器や自動試験装置の分野での利用を想定して開発した。これらの用途では、大容量のデータを高い忠実度と最小限のディレイで捕捉・処理できるデジタイザが求められる。そうした要件を満たすため、ADQ35は数GSPSという性能をもとに効率的にリアルタイム処理し、高速にデータ転送する。検出器の近くに設置してコンパクトにまとめ、ノイズに敏感な環境においてもシグナル・インテグリティを維持しているケースも多く見受けられる。

    性能と技術的な特長

    ADQ35は、デュアル・チャネル・サンプリングで5 GSPS、シングル・チャネルなら10 GSPSで動作し、いずれも12ビットの垂直分解能を備えている。DCカップリングのアナログ・フロントエンドは、0.5 Vppの入力範囲で最大2.5 GHzの入力帯域幅をサポートするほか、8 Gbyteのオンボードメモリにより長時間のデータを補足可能。また、高スループットのアプリケーションにも、最大14 Gbyte/sに達するGPUへのピア・ツー・ピアのストリーミングが実現するなど、リアルタイム・データ転送で応える。さらにプログラム可能なDCオフセットといった追加機能に加えて、PCIeとUSB 3.2のどちらのフォームファクタでも利用でき、より柔軟にシステムへ統合できる。

    ファームウェアとFPGAオプション

    ADQ35は、標準的なデータ収集、波形平均化、パルス検出、SS-OCTシグナル・コンディショニングなど、様々なアプリケーションに応じたファームウェア・パッケージをサポートしている。またカスタムなリアルタイム・デジタル信号処理を必要とするユーザーのためには、オープンFPGAのAMD Kintex Ultrascaleによって、同デジタイザ上で直接カスタマイズしたDSPを実装できる広範なリソースを提供する。これにより、必要な後処理を削減してリアルタイムに意思決定が可能となり、特殊なソリューションを開発するOEM企業や研究者にとって大きなメリットが生まれる。

    OEMによる統合と製品モデル

    Teledyne SP Devicesは、OEMによる統合を容易にして開発を加速させ、システム全体のコストを削減できる先進的なハードウェアとソフトウェアツールを提供している。なかでもADQ35は保証の延長オプションが利用可能なうえ、シームレスに設定や制御が行えるDigitizer Studioソフトウェアにも対応している。新しい科学機器を開発する場合でも、既存のプラットフォームをアップグレードする場合でも、ADQ35は信頼性が高く高性能な基盤となり、市場投入までの時間を短縮でき、システムの能力も高められる。ADQ35デジタイザは、次世代のデータ収集のための堅牢かつ高速なソリューションだ。柔軟なファームウェアやオープンFPGAに対応し、業界をリードするストリーミング性能を発揮するADQ35があれば、ユーザーはより高速かつ正確で、もっと効率的なシステムを構築できる。

  • Teledyne FLIR OEM/スケーラブルなOEM展開に向けモジュール設計

    Teledyne Technologies Incorporated(ニューヨーク証券取引所:TDY)の一部門であるTeledyne FLIR OEMから、コンパクトな赤外線/可視光デュアル・カメラモジュールLepton® XDSが発売された。このカメラモジュールなら、スペースと電力に制約がある新たなタイプのOEM製品においても、Teledyne FLIRが特許をもつMSX®(マルチスペクトル・ダイナミック・イメージング)技術を活用できるようになる。迅速な統合を見据えて設計したITAR(国際武器取引規制)対象外のLepton XDSは、組込み機器やモバイル機器、産業アプリケーションにおける開発リスクの低減と市場投入までの時間短縮を実現する。

    このLepton XDSでは、解像度160×120の放射温度測定対応Lepton 3.5マイクロ・サーマルカメラと500万画素
    (MP)可視光センサを組み合わせたうえ、MSX技術を搭載して可視画像の輪郭を熱画像に直接埋め込むことで、リアルタイムな熱画像の視認性を高めた。この特許技術のソフトウェアがあれば、通常より高価で高解像度のカメラシステムでなければ実現できないほどの鮮明で詳細な画像と豊かなコンテキストを通じて、実用性の高い温度情報を提供する。たとえば火災検知や防火、EVバッテリーのモニタリング、ロボットのナビゲーション、無人プラットフォーム、スマートインフラ、健康管理や安全システムなどに最適だ。

    Teledyne FLIR OEMの製品マネージメント担当副社長Mike Waltersは「MSX技術は以前からTeledyne FLIRの決定的な強みとなっていたが、今回のLepton XDSにより、その機能をOEM向けのコンパクトなモジュールで利用できるようにした。可視光カメラと実績豊かなマイクロ・サーマルセンサ、オンボードのPrism ISP処理機能を統合し、スポットメーターや関心領域などの放射温度測定用オーバーレイにも直接アクセスできるようにして技術革新をさらに加速させるとともに、OEMメーカーはより鮮明な熱画像を提供でき、ユーザーはもっと迅速な分析が可能になる」と説明している。

    Prism ISP:MSXを超える高度なイメージングを

    内蔵のFLIR Prism ISPソフトウェアは、リアルタイムな画像処理能力の強化に加えて、熱画像/可視画像フュージョンをはじめとする高度な画像処理や業界初のRadiometric JPEG(RJPEG)出力など、すぐに使える包括的な機能を提供する。また、組込みの測定・可視化ツールには関心領域(ROI)やスポット温度測定、等温線、カスタマイズ可能なカラーパレットなどが含まれており、分析や後処理、レポート作成のためのTeledyne FLIR OEMソフトウェアのエコシステムともシームレスに連携が可能。

    Lepton XDSはサイズ・重量・電力(SWaP)を最適化したモジュールとなっており、業界標準のUSB出力を備えているため、バッテリー駆動システムや常時稼働するシステムに最適で、またITAR対象外でECCN6a993.b.4.b に分類されており、世界中の商用アプリケーションに広く利用できる。サーマルカメラの生産で世界をリードするTeledyne FLIR OEMは、そのグローバルな技術サービス提供体制と実績ある量産システムにより、すでに600万台以上のLeptonをご提供しており、スケーラブルな生産を支えながらサプライチェーン・リスクを最小限に抑えている。


    ▲Prism ™ ISP搭載のデュアル・カメラモジュールとしてOEMのための性能強化とより迅速な統合を実現する

     

  • Pepperl+Fuchs/シンプルなリモート診断で有用な最大限の情報を

    VOCイベントカメラは、ソフトウェアやハードウェア、物体の動きなどを入力とする様々なトリガーオプションを備えており、イベント発生前後の最長900秒間におよぶ映像をイベント駆動で動画できる。そのため、問題とその発端を識別して記録可能になる。

    リングバッファを内蔵しているため、トリガー信号を受信すると、あらかじめ設定した長さにわたって連続
    的に動画をバッファリングして搭載のメモリに保存する。またライブストリームに加えて、タイムスタンプや個別の追加テキストを含めて録画するオプションもあり、透明性が確保されるとともに分析も容易になる。さらに、指定の画像領域を除去したり、保守作業時にリングバッファを無効にしたり、また人の顔にぼかしを施すなど、様々な機能によって高水準なデータ保護を確実に行える。HTTPSプロトコルによる暗号化データを送信することで、包括的なサイバーセキュリティも確保できる。

    このイベントカメラは、-30~+50℃という広い動作温度範囲とIP65の保護等級を実現しており幅広い用途に使える。REST APIを介してITシステムへも容易に統合可能だ。またWebRTC経由でWebインターフェースに向けて、あるいはRTSPストリーム経由で標準HMIディスプレイに向けてライブストリームを呼び出すことができる。


    ▲生産プロセスにおける故障解析や機械のリアルタイムモニタリングに活用できるイベントカメラ
  • エマソン/自在なシステム構成が可能な新型超音波溶着機を発売

    エマソンは、高度なシステム構成自由度を備えた多目的用途に対応する「Branson™ Polaris超音波溶着機」を発売した。同機では、ソフトウェアとハードウェアの両面から、効率的な溶着ソリューションを自在に設計することが可能になる。新型Polarisシリーズは、進化し続けるグローバルな製造現場のニーズに応えるべく開発された。エマソンが誇る業界標準の超音波溶着技術を結集し、最高の生産品質と信頼性を確保しながら、プロセス効率の限界を押し広げる設計となっている。

    Polarisシリーズは、工場全体でのセキュアな接続性とリアルタイム制御機能を備え、柔軟でインテリジェントなソリューションを提供する。自動車部品、医療機器、食品パッケージ、家電製品、バイオプラスチック、繊維など、極めて幅広い素材やコンポーネントの溶着に対応可能だ。

    ほとんどの業界のメーカーは現在、顧客ニーズの変化や規制の強化、業界内の競争激化など、さまざまな課題に直面している。これらの市場要因により、生産量目標を達成すると同時にサステナビリティ目標も満たす、非常に効率的な生産ラインが求められている。

    「今日のメーカーは、自社の現状と同様に、適応性と先進性を備えた超音波溶着システムを必要としている。製造環境にシームレスに統合でき、さらに変化する要求に合わせて将来的にアップデート可能な自動化プラットフォームが必要だ」と、エマソンの Branson Ultrasonics グローバル・プロダクト・マネージャー、Kerryn Harrington は述べている。

    さらに、「これに応えるため、Emersonのエンジニアは、設定変更が可能で拡張性のあるソリューションとしてBranson Polaris 超音波溶着機を設計した。このPolarisシリーズは、単純な部品からFDA承認が必要な製品に至るまで、幅広い用途における厳しい要求に、現在だけでなく将来にわたって対応できるものだ。さらに、世界中の主要メーカーが使用する重要な超音波溶着技術において、エマソンが持つトップレベルの専門性を基盤としている」と続ける。

    Polarisシリーズは、機能やソフトウェア能力の異なる超音波発振器に加え、サイズや複雑さを問わずあらゆる用途のニーズに対応できるよう選択可能なアクチュエーターのラインアップで構成されている。これらの技術を組み合わせることで、開発・ラボ試験・検証向けのベンチトップ機としても使用でき、さらに完全自動化された生産ライン向けへとスケールアップすることも可能であり、オプション機能により、溶着機の設置面積の縮小や、データ保存容量の拡大、企業ネットワーク全体における安全な接続性の強化が可能となる。

    Polaris プラットフォームは、機械の性能の可視性と制御を向上させるため、プログラマブル・ロジック・コントローラ(PLC)などの上位システムに接続して、効率性、信頼性、精度を向上させることができる。オペレータはリアルタイム情報にアクセスすることで、制御パラメータとレシピを即座に調整し、プロセスと総合設備効率(OEE)を継続的に改善できる。規制された環境で稼働している施設では、パフォーマンスデータによって検証も容易になる。

    製造エンジニアは、個々のコンポーネントを選択できるほか、エマソンのスペシャリストと協力してニーズに最適なカスタム溶着システムを構築することもできる。エマソンのスペシャリストは、溶着システムのライフサイクル全体を通じた専門的な技術サポートも提供できる。そのために、世界中の生産環境で採用されている、超音波溶接技術分野における知識の中枢拠点として長年にわたって確立された地位を活用している。

    ▲エマソンの BransonTM Polaris 超音波溶着機は、さまざまな材料を溶着するための柔軟で拡張性の高い、かつ将来を見据えたアプローチを提供する
  • IDS/古着をインテリジェントに仕分ける

    AI と画像処理による効率的な繊維リサイクル

    ドイツでは、古い繊維製品の量が毎年増え続けている。このうち、閉じたリサイクルループに入るものは1%未満でだ。背景には、低品質な衣料の増加を招く「ファストファッション」や、素材の多様化によりリサイクルが困難になっていることがある。現在、仕分けの多くは手作業で行われており、その膨大な量を処理することはほぼ不可能で、約140万トンのうち、実際に確認され分類されるのは約20万トンに過ぎない。残りは熱回収されるか、国外へ輸出されている。したがって、自動化プロセスは使用済み繊維製品を多く循環させ続けるための重要な鍵となる。

    アウグスブルク繊維技術研究所(Augsburg Institute for Textile Technology – ITA)のリサイクルアトリエは、この課題に取り組んでいる。同アトリエは、機械による繊維リサイクルの全工程を網羅するモデル工場であり、個々の工程を最適化するのではなく、システム全体を包括的に捉えることに重点を置いている。このアプローチから、AI を用いた繊維製品の自動選別システム「DETEX」が開発された。人工知能とIDS Imaging Development Systems GmbH の高解像度 uEye XC カメラ 2 台を活用し、DETEX は衣類の特徴を正確に捉え、適切なカテゴリーへ分類する。これにより仕分けがより正確になり、効率的なリサイクルの基盤が整う。

    なぜ古着の仕分けがそれほど重要なのか?

    使い古されたズボンや T シャツ、セーターを新しい製品へ生まれ変わらせるには、まず機械的な加工を施す必要がある。この工程の目的は、使用済みの衣類から全く新しい生地を創り出すことです。そのために、衣類は細かく裁断され、ボタンやファスナーが取り除かれ、繊維レベルまで分解される。この過程で繊維の長さを維持することは、製造される再生素材の品質にとって極めて重要だ。加工時には、生地の構造や面積密度の違いについても考慮する必要がある。したがって、素材ごとに正確に分類することが不可欠であり、それによって繊維製品のその後の取り扱い方法が左右される。

    これまで、選別作業は主に熟練を必要とする手作業で行われてきました。非常に時間がかかる作業で、他の産業分野では、このような作業はすでに AI を搭載した自動認識システムが担っている。そこで活躍するのが DETEX だ。この研究プロジェクトでは、使用済み繊維製品の選別作業を大幅に効率化することを目的としたAIモデルの開発と検証を進めている。

    このシステムはどのように動作するのでしょうか?

    DETEXはインテリジェントな画像処理により、繊維製品を自動で認識・分類する。2台の高解像度産業用カメラが、ベルトコンベア上を流れる衣類をスキャンすることで、必要な画像を取得する。ニューラルネットワークが画像を解析し、事前に学習したデータに基づいてパターンや構造を認識する。これを実現するため、さまざまな衣類の写真や異なる生地タイプの拡大画像など、大量のサンプル画像で事前学習を行った。衣類カテゴリーごとに、最低 3,000 枚のサンプルが必要だった。これらの学習データは、ズボンの画像に「ズボン」というラベルを付けをするなど、事前に手動で分類する必要があった。この基準に基づき、DETEXは新しい画像を素早く、確実に適切なカテゴリーへ割り当てることができる。

    精密な分析のため、DETEX は 3 種類の事前学習済みニューラルネットワーク(分類、物体認識、素材識別)を使用する。様々なアーキテクチャとシナリオがテストされている。折り目、重なり、回転などに対して AI モデルがどれほど強いかを評価するため、難易度や現実性の異なる条件を再現している。まず、ベルトコンベア上に設置された最初のカメラが撮影した画像を、物体検出モデルが解析する。ここで、T シャツ、ズボン、ワンピースなど、衣類の種類が識別される。次に、約 5 cm の高さに配置された2 台目のカメラが、汚れやボタンなどの特徴や素材特性に焦点を当てて再度スキャンする。識別された画像領域は切り取られ、2つ目の AI モデルへ送られ、織物か編物かなど、素材の種類が分類される。最後に、分析結果が画面上に明確に表示される。

    使用されているカメラについて

    アウグスブルクに拠点を置くこの研究所は、IDS製のuEye XCカメラ(uEye XC スターターセット)を採用している。スターターセットは、カメラ、三脚、ケーブル、マクロレンズが同梱されており、研究プロジェクトにすぐに導入できる構成だ。カメラ選定の決め手は、そのコンパクトなデザイン、13メガピクセルのセンサー、そして使いやすさだった。ITAのAI&デジタル化プロジェクトマネージャー、Martin Kohnle(マーティン・コーンレ)氏は次のように説明している。「uEye XC はウェブカメラのように使いやすい一方で、産業用途向けに特別に開発されている。被写体までの距離が変化する場合や、厳しい照明条件下においても、非常に鮮明な画像を提供する」さらに、24倍デジタルズーム、オートホワイトバランス、自動色補正などの機能により、細部まで正確に捉えることが可能であり、また、産業用カメラとして長期供給を前提に設計されている点は、一般的な民生用ウェブカメラにはない大きな利点となる。

    アウクスブルクに拠点を置くこのチームは、画像処理の統合に無料の IDS peak カメラソフトウェアを使用している。このソフトウェア開発キット(SDK)は、カメラの操作および制御に必要なすべてのプログラミングインターフェースとツールを提供する。「IDS peak により、USB3 Vision 経由でカメラを簡単かつ高性能に統合できる。統一された SDK 構造は、開発・制御・画像取得を大幅に簡素化する。これにより、AIベースの画像処理ワークフローをより迅速に導入し、柔軟に適応できるようになった」(Martin Kohnle、ITA 人工知能・デジタル化プロジェクトマネージャー)

    今後の展望

    繊維リサイクル市場は、リアルタイムでの高品質な画像データを必要とする、データ駆動型でAIベースのプロセスへとますます移行している。これにより、リサイクル工程におけるカメラ品質、同期精度、API 互換性の重要性がさらに高まっている。研究では、さまざまなセンサー技術を柔軟に統合し、適応型の仕分け・分析システムを構築することが重視されている。

    DETEX 自体も進化していく予定だ。現在ベルトコンベア方式で運用されているシステムは、今後はリサイクルと再利用の両方に対応できるモジュール式の機械ロボット統合型の総合ソリューションへと拡張される。中核となるのは、繊維製品の多視点・360度撮影を可能にする自由落下システムであり、さらに、ロボットアームによる下流工程での両面撮影により、材料特性の詳細な分析が可能となる。この手法により、より広範な情報を取得し、繊維製品を適切なリサイクル・再利用ルートへ、より正確に振り分けることができるようになる。産業用画像処理によって支えられた、循環型リサイクルシステム実現に向けた重要な一歩だ。


    ▲uEye XC スターターキット

  • Vanzetti/2025年の良好な業績を報告

    Vanzetti Engineeringは、主に海洋部門が牽引するかたちで全体として良好な業績で2025年を終えた。競争環境の複雑さが増し、地政学的な状況が刻々と変わる市場にあっても、液化天然ガス(LNG)が世界的なエネルギー転換を方向付ける大きな役割を継続的に担っているためだ。そして2026年も、製品の技術革新と新興市場に重点を置き、安定した見通しになるものと考えている。

    地政学的に複雑な状況と世界レベルでの競争環境の再編が進むなか、Vanzetti Engineeringは5100万ユーロを超える売上高と2年分の収益をカバーできる受注残高を背景に、全体として25会計年度を健全な財務状況で終えた。海洋分野などの戦略的な市場セグメントにおいて地位を固めつつ、将来の技術的課題に対応できるように研究開発への投資を続けている。

    ただし自動車分野では、この1年、LNGは当初の予想よりも減少傾向を示しています。その主な要因は、メタン価格の高い変動性に加えて、欧州の規制の枠組みがよりいっそうグリーンなエネルギー・キャリアを指向するようになり、エンジン車が電気自動車に押されているからだ。「LNGエネルギー価格の急騰から投資回収が長期化するなど、大規模な運送事業者の信頼感に深刻な影響を与え、欧州市場はアジア市場に対して競争力を失う結果となった。そのため新規導入は減少した。しかしながら、改良・修理需要の余地は今なお残されている」と、Vanzetti Engineeringの最高商業責任者Andrea Capuani氏は説明している。

    こうした不利な情勢にもかかわらず、インドの自動車市場は前向きな兆しをみせる同国の他の産業市場と同様に、良好な成長の可能性を示している。とりわけ産業市場については、着実に拡大を続けるバイオガスを含めた産業ガスに主眼を置いくVanzetti Engineeringは25年に好調な業績を上げた。「産業ガスに関しては、25年に食品接触適合性の要件を満たす部品を承認するMOCA認定が予備ポンプやスキッドにも拡大され、食品加工を目的とするプラントへも適用範囲が広がった」と、自動車・産業事業部門のマネージャLuca Gazzera氏は述べている。

    一方で現在、Vanzetti Engineeringの売上高の70%以上を占める船舶部門では、その燃料ガス・システム分野で大きな市場シェアをもつリーディング・ポジションを維持しており、25年に非常に好調な業績を上げました。船舶向けの燃料ガス・システム市場は、極めて高い信頼性を求める本質的なニーズに加え、少なくとも35年まではLNGが主要燃料となる中長期的な展望に支えられて着実に成長を続けている。最高商業責任者のCapuani氏が指摘するように、「LNGは他の化石燃料とは扱いが異なる。LNGに明らかな競争優位性あることに変わりはなく、将来的にはバイオLNGやe-LNGといった、よりクリーンな形態のメタンへと進化しながら、エネルギー転換において中心的な役割を果たし続けていくだろう」。

    新しい3×50%アーキテクチャで大きな流量を実現

    25年の最も重要な進展の一つは、大型コンテナ船のニーズに応えられるように、社内での検証を経て3×50%の冗長性をもつ新しいVT-3高圧ポンプ・アーキテクチャを完成させたことだ。特に16,000TEUを超える船舶において海運市場の進化をはかるには、実際にこれまで以上に大きな流量と圧力が求められている。

    Vanzettiの製品ラインナップは、これまで2×100%の冗長性で最大11 m³/hに対応したTriplexアーキテクチャを中心としてきたが、今回の新ソリューションなら20 m³/hを超える流量が可能となり、従来の能力が実質的に倍増する。「同アーキテクチャによって、Vanzettiの設計が誇る品質と信頼性の水準を維持しつつ、応えられる市場の範囲が大幅に拡大することになった」と、海洋事業部マネージャFederico Buono氏は強調している。

    技術的・経済的な観点でも、この3×50%ソリューションはGHG(温室効果ガス)とBOG(ボイルオフ・ガス)の排出量の削減を約束するものだ。特に港湾内で操作する場合には、低流量での運転による消費量の抑制が可能であり、加えて、同アーキテクチャなら運用の柔軟性が高まるとともに設置後も最適な管理が行えるため、CAPEX(設備投資)とOPEX(運用コスト)の両面でメリットが生まれる。

    また、この新しいアーキテクチャの信頼性を保証するため、制御ロジックについて社内でしっかりテストを行い、25年には、その3×50%の冗長性を備えた最初のポンプがすでに実用に供され、正式に市場参入を果たした。

    新しい市場と革新的技術

    こうした可能性の広がりと並行して、極低温分野では競争圧力が強まっており、中国への地理的集中度が高まる一方、大手産業グループによるM&Aも増加している。「新たな競合他社の参入と垂直統合戦略が市場バランスを変えつつあり、『ブルーオーシャン』から『レッドオーシャン』へのシフトを目の当たりにしている」とCapuani氏は指摘する。

    こうしたますます厳しさを増す環境に対応するため、2026年を見据えてVanzetti Engineeringはいくつかの指針に基づく戦略的アプローチを採用している。たとえば産業分野では、小規模ターミナル向けのLNGアプリケーションが引き続き成長分野となるだろう。そこで、まさにこの市場セグメントに向けて、ESKIMO格納式ポンプを広範な試験を行ったうえで本格投入する計画だ。

    また、さらに先を見越した技術として、液体水素専用ソリューションの開発のための基盤技術にも投資を続けている。「短・中期的にはバイオメタンの成長にともなってメタンが堅調に推移すると見込まれるが、長期的には徐々にLNGと液体水素を組み合わせて使われるようになっていくだろう」とCapuani氏は話し、LNGサプライチェーンの継続性と移行の経済的な実現可能性を確保するためのビジョンを示している。

    最後に、Vanzetti Engineeringの成長戦略には航空分野における研究活動も含まれている。産業分野や船舶分野のアプリケーションへの転用も視野に入れて、将来的な次世代グリーンエンジン向けクライオジェニックポンプの開発を目指している。

     

  • KNF/4つの新型インテリジェントポンプ

    KNFはFlow、Pressure、Vacuum ControlおよびVersatile Dosingを実現する4つの革新的なダイアフラムポンプ機能の導入を発表した。これらのソリューションは精度、信頼性、適応性において新たな基準を打ち立てる。

    液体計量用途向けに、KNFはFMS-FC 1.400を開発した。このFlow Control機能を内蔵したダイアフラムポンプは精密な流量センサーを採用し、正確で安定した液体供給を実現する。最大流量3.4 l/min、最大圧力6 barG、最大吸引揚程3 mH2Oを達成する。

    FD 1.200は高度な液体ダイアフラムポンプ技術とアクティブ駆動バルブを採用した革新的な製品だ。要求の厳しいアプリケーション向けに正確かつ再現性の高い容量を供給するVersatile Dosing機能を備えている。先進のステッピングモータ技術とアクティブ駆動バルブを採用。最大流量40ml/min、最大圧力6barG、最大吸引揚程4.5mH₂Oを実現する。コンパクトで耐薬品性に優れカスタマイズ可能な同製品は高精度定量の新たな基準を確立する。

    新型MGP 75 ダイアフラムガスポンプはインテリジェントPressure Controlにより変化する条件下でも正確かつ安定した圧力を維持する。最新のKNFモータ技術を採用し最大流量78 l/min、最大圧力1 barG、到達真空度25 mbar absを実現する。

    インテリジェント機能であるVacuum Controlを搭載した新型マイクロ真空ポンプNVC 830は過酷な環境下でも正確な真空レベルを維持する。このコンパクトなポンプは最大流量4.7 l/min、到達真空度55 mbar absを実現する。

    インテリジェント機能による最高精度

    各ポンプは最新のセンサー技術と独自のモータ制御を統合し、圧力や流体温度の変化といった動的条件下でも設定値を正確に維持する。この統合された閉ループ制御によりエンジニアリング作業を最小限に抑える。外部センサーの統合や新規制御ロジックの開発といった困難な作業を不要にする。

    柔軟な接続性と統合性

    ポンプは自律的に動作するか制御電圧などのアナログ信号を介して制御できる。複雑なシステムでの使用に備えUARTなどの現代的な通信プロトコルにも対応しておりスマート環境へのシームレスな統合を実現する。

    要求の厳しいアプリケーション向けカスタマイズ

    モジュール設計に基づきポンプは迅速かつコスト効率良くカスタマイズ可能だ。オプションには材質選定、電気接続・配管接続、出力設定値・加速速度・最大モータ回転数制限などのデジタル設定が含まれる(ポンプ機種により異なります)。この柔軟性により医療技術、分析システム、工業プロセスなどの産業分野における重要アプリケーションに最適な選択肢となる。

  • SEEPEX/最大限の切断性能とメンテナンス性を両立

    SEEPEXは長年にわたり、鋭利なブレードを備えたマセレーターを用いて、固形物や繊維質を確実に微細な粒状へと粉砕することで、世界的に高く評価されている一軸ネジポンプの性能最適化を図ってきた。この技術により、配管の閉塞を防ぎ、下流側設備を確実に保護している。

    そして今回SEEPEXは、まったく新しい世代のマセレーターとともに、粉砕技術を次のレベルへと引き上げる。それが新型のイージー・メンテナンス・マセレーター(Easy Maintenance Macerator)だ。運用時の利便性を最大限に高めると同時に、最適化された切断性能とシステム稼働率の向上を実現、SEEPEXの「イージーメンテナンス」戦略は新たな段階へと入った。

    SEEPEXのグローバル市場・製品マネージャーであるGuntram Schulzは、「新世代のマセレーターは、厳しい要件を求めるお客様に対し、摩耗の低減や大幅に延びた耐用年数をはじめ、操作性、保守性、費用対効果の面で多くのメリットを提供する。同時に、この新しいソリューションを通じて、SEEPEXは市場ポジションのさらなる強化を図っていく」と説明している。

    小さく刻んで、大きな処理水フローを多くの産業廃棄物処理プロセスでは、廃水に混在する綿棒やウェットティッシュ、食品加工で発生する魚の骨や殻、果実の種、食物繊維など、トラブルの原因となり得る固形物を含んだ液状の懸濁液を搬送する工程に行き着く。こうした懸濁液は、後工程に重大な支障をきたす可能性がある。

    イージー・メンテナンス・マセレーターは、これらを効率的に粉砕してスラッジを均質化し、ポンプによる移送を円滑に行える状態へと整える。その結果、運転の安全性が高まり、処理プロセス全体における障害発生リスクも最小限に抑えられる。

    本製品の主な技術的特長として、流体の流れを最適化したせん断プレート形状、高い耐摩耗性を備えた工具鋼製の交換可能なブレード、さらにせん断プレートをリバーシブルに使用できる設計が挙げられる。加えて、メンテナンスや異物除去の際にも吊り上げ装置を必要とせず、切断ユニットへ容易かつ迅速にアクセスできる構造となっている。

    本マセレーターは、定格1.5 kW(標準仕様)、2.2 kW、3 kWのモーターに対応し、最大100 m3/hの処理能力
    を実現します。切断性能を最適化することで、固形物や繊維質を極めて微細に破砕でき、絡みつきを大幅に低減。その結果、長期間にわたりポンプをトラブルフリーで運転することが可能になる。この新しいマセレーターは、SEEPEXのポンプに限らず、遠心分離機や圧縮機など、処理工程に組み込まれた他の装置においても、信頼性と寿命の向上に貢献する。

    素早くアクセスでき、予知保全も可能に

    イージー・メンテナンス・マセレーターは、「迅速にアクセスでき、簡単に保守したい」というユーザーの要
    望に応える設計となっている。折りたたみ式の切断ユニットを採用しており、機械上部を容易に開くことが可能だ。これにより、せん断プレートへのアクセスや交換を短時間で行えるほか、ブレードも外側から機械的に調整でき、異物除去や清掃にかかる時間は、最大で80%短縮される。

    また、運転中にブレードの回転方向を切り替えられる逆回転機能もオプションとして用意されている。この機能により、マセレーターを開放することなく詰まりを解消できる。さらに、内蔵の破片分離器が運転時の安全性を高め、独立した清掃フラップからハウジング内部へ直接アクセスすることで、障害となる固形物を迅速かつ容易に取り除くことが可能だ。こうした機能性に加え、リバーシブルなせん断プレートと双方向回転動作により、本マセレーターの寿命は従来比で約2倍に延び、スペアパーツコストの大幅な削減が期待されている。


    ▲イージー・メンテナンス・マセレーター1   ▲イージー・メンテナンス・マセレーター2
  • ローデ・シュワルツ×Qualcomm/最新Wi-fi技術機能を検証

    ローデ・シュワルツのCMP180無線機テスタが持つ高度なMIMOテスト機能を活用することで、Qualcomm
    Technologies, Inc.社は、同社の最新Wi-Fi 8ネットワークキング・プラットフォーム向けに設計した先進的な5×5無線技術の包括的な検証と性能テストに成功した。この結果を受けて、ローデ・シュワルツはCMP180テストプラットフォームのために事前構成したテストルーチンの提供を始めた。

    Qualcomm Technologies社は、ローデ・シュワルツ社のCMP180無線機テスタを用いて、2.4 GHz・5 GHz・6
    GHz帯における5×5 MIMOのサポートなど、次世代のWi-Fi 8プラットフォームに組み込むための先進的なマルチアンテナ機能を検証した。この高度な5×5 MIMOアーキテクチャにより、もっと広範な実環境の運用シナリオに対しても、Wi-Fi 8プラットフォームでより大容量かつ信頼性の高い接続性が実現できるようになる。

    業界をリードするCMP180は、開発から量産にいたるデバイスの全ライフサイクルにおいて最先端のWi-Fi 8チップセットをテストできる完全な帯域幅とシームレスな拡張性を備えている。今回の連携の結果、ローデ・シュワルツは事前に構成したテストルーチンと主要なリソースをいち早く利用できるようにして、デバイスメーカーによる製品の市場投入までの時間を短縮可能にした。

    IEEE 802.11bn仕様に基づくWi-Fi 8は、Wi-Fi 7を基盤として、信頼性と効率、シームレスな移動性を次なる水準へと押し上げる。新しいPHY層とMAC層の技術が連携して、通信範囲の拡大やスペクトラム利用率の向上、遅延の低減を実現するとともに、高密度環境における協調アクセスを可能にして超高信頼性(UHR)で性能を発揮できる舞台を整える。また、5×5 MIMOをはじめとする先進的なアンテナ・アーキテクチャにより、実社会の環境においても空間効率とリンクの安定性を強化し、より一貫した性能を保つ。

    こうした一連の新しいWi-Fi 8の機能によって、家庭やオフィス、イベント会場、工場などの無線LANの性能をいっそう高め、拡張現実(XR)やAI支援アプリケーション、リアルタイム・クラウド・ゲーミング、超高精細コンテンツ・ストリーミングといった用途に可能性が広がることになる。しかしながら、そうしたメリットを実現するためには、そのすべての周波数帯域で完全なチャネル帯域幅とマルチアンテナ動作(MIMO)をサポートしたテスト機器が必要であり、ベンチマークとされる試験効率において最高水準の確度で測定が行えなければならない。そうした能力を念頭にローデ・シュワルツが設計したのがCMP180無線機テスタだ。

    このCMP180によってQualcomm Technologies社は、たとえば以下のような最新のWi-Fi技術における主要な機
    能を検証できるようになった。▼リンクあたりの最大データスループットをさらに向上させるための5×5 MIMO性能
    ▼リアルタイムな無線環境に対して精細な適応を可能にする高度な変調および符号化方式▼規制の制限内でアップリンク性能を改善するための分散トーン・リソース・ユニット。

    ローデ・シュワルツの無線機テスタ担当副社長Goce Talaganovは、「Qualcomm Technologies社との長きにわたる協力関係をいっそう強化して、Wi-Fiの新たな領域の技術革新に向けた独自のテストソリューションを提供できることを大変うれしく思う。CMP180の先進的な機能と私ども両社の緊密な連携によって、デバイスメーカーの皆様は革新的なWi-Fi 8製品を素早く自信をもって市場に投入できるようになるでしょう」と説明している。

    さらに、Qualcomm Technologies, Inc.社の無線インフラ&ネットワーキング部門担当副社長でゼネラルマネージャのGanesh Swaminathan氏も、「当社Qualcomm TechnologiesのWi-Fi 8対応製品ポートフォリオは、幅広いネットワーク・ユースケースにおいてより高い水準の性能と信頼性、拡張性が実現するよう設計されている。そのポートフォリオ構築アプローチの一環として、実環境での性能向上をはかれるように高次MIMOなどの技術革新を進めている。Wi-Fi 8をめぐる機運が業界で高まるなか、今回のローデ・シュワルツとの協業を通じて、その大きな能力の進展をあらためて明確にできた」と述べている。


    ▲CMP180があれば、5×5 MIMOを含めたWi-Fi 8の機能を検証できる
  • Datalogic/高ボリューム物流環境に効果的ソリューション、欧州で即時展開

    自動データキャプチャおよび産業用オートメーション分野のグローバルテクノロジーリーダーであるDatalogicは、同社が新たに発表したMatrix 830/930が、欧州の大手クーリエ・小包事業者に採用されたことを発表した。製品発表からわずか数日での採用決定は、この新製品の戦略的価値を市場が即座に認めたことを明確に示している。

    この決定は、厳格な競合ベンチマーク、性能比較、そして実際の運用環境におけるフィールド検証を経て下された。代替構成を評価した結果、同顧客は新しいMatrix 830/930を、高スループットが常に求められミスが許されない高ボリューム物流環境における最も効果的なソリューションとして認定した。これにより、欧州全体で進められている広範なプログラムの一環として、数十台規模のリーダーを導入する大規模展開が決定した。

    今回の導入はインバウンド工程を支援するもので、トラックから荷降ろしされた小包をハブ内のコンベヤへ搬送し、リアルタイムで識別・処理を行う。この工程では形状、サイズ、材質が異なる多種多様な荷物を扱うため、高速コンベヤ環境における運用の複雑さが増す。今回の選定は、測定可能な性能優位性とシステムの簡素化を実現できる点が決め手となった。 28メガピクセルの超高解像度センサーを搭載した新しいMatrixは、反射性の高いプラスチック包装や不規則に配置された小包であっても、卓越したデコード性能を発揮する。高度なイメージング性能により運用の柔軟性が向上し、小包の正確な位置決めへの依存を低減するとともに、途切れることのない物流フローを実現する。

    従来、同等のカバー範囲を実現するには複数のリーダーやカメラによる構成が必要だった。Matrix 830/930はこの常識を覆し、単一のリーダーで同等の運用能力を実現する。 その結果、システムコストの削減、ハードウェア設置スペースの縮小、そしてシステム構成の大幅な簡素化を実現する。設備は少なく、運用管理はより強力に。 欧州の大手クーリエ・小包事業者にとって、テクノロジーは複数拠点にわたってスケールしながらも運用の摩擦を増やさないものである必要があります。また、高い稼働率を維持し、処理能力を確実に確保することも求められる。新しいMatrixはこれらの期待に真正面から応え、物流現場の高い運用要求に対応できることを証明している。

    「Matrix 830/930の迅速な採用は、設置や運用の容易さとメンテナンスコストの削減を両立しながら、より高い性能を提供するソリューションを市場が積極的に求めていることを示している。製品発表直後に主要業界プレーヤーに選定されたことは、この技術の価値を裏付けるとともに、厳しい物流環境に対応するスケーラブルで信頼性の高いソリューションを提供するというDatalogicの戦略的フォーカスをさらに強化するものだ」と、Global Logistics Automation Sales Executive Vice PresidentのFabio Chiocchettiは述べている。

    欧州全体で小包取扱量が増加し続ける中、物流事業者は基準を引き上げ、迅速な意思決定を進めている。彼らが求めているのは段階的な改良ではなく、導入初日から明確な成果を生み出すソリューションです。今回の早期導入により、Matrix 830/930は長期運用に耐え、プレッシャーのかかる物流現場をリードするために設計された製品であることを証明した。

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