カテゴリー: ユーザー通信 WEB版

  • ローデ・シュワルツ/音声通信システム近代化に向け49 億ドル規模の契約受注

    次世代音声通信システムはメリーランド州で製造予定

    重要インフラソリューションの世界的リーダーであるローデ・シュワルツは、連邦航空局(FAA)との間で、空港および航空交通管制施設における既存のアナログ音声通信インフラを、実績ある「CERTIUM 音声通信システム」へ刷新する最大 49 億ドル規模の契約を受注したと発表した。これらのシステムは、メリーランド州フレデリックに新設したローデ・シュワルツ USAの製造拠点、およびテキサス州コッペルの拡張拠点にて製造される。

    新しいデジタル音声スイッチの導入は、FAA による「Brand-New Air Traffic Control System(BNATCS)」構想の重要な柱であり、米国の国家空域システム(NAS)における航空交通管制(ATC)運用の安全性と信頼性を確保しつつ、インフラを近代化するものだ。ローデ・シュワルツ USA は、運用実績を有し最新のED-137 規格に準拠した「CERTIUM 音声通信システム(VCS)」を全米各地で展開している。この契約に基づく初の近代的なボイスオーバーIP(VoIP)対応 VCS として、2025 年 9 月にはペンシルベニア州ピッツバーグ近郊のアレゲニーカウンティ空港(AGC)で最初のシステムが導入・稼働を開始した。その後も、ボーモント(テキサス州)、ウィルミントン(デラウェア州)、ルイストン(アイダホ州)、ベリングハム(ワシントン州)など、全米各地の空港で順調に導入が完了している。

    ローデ・シュワルツ USA のFrank Dunn 社長兼 CEO は、「当社は、米国の空域における航空交通管制通信システムを近代化するというこの重要なプロジェクトで、FAA と協力できることを誇りに思う。この機会を活かし、ATC 音声通信システムにおける米国の専門技術を再構築することが重要だ。このプログラムを通じて 200 名以上の高度なスキルを持つ新たな雇用を創出し、当社の総従業員数は 1,000 名を超える。さらに、米国内での製造能力を強化するため、新規施設への投資と拡張を行 っている」と述べている。

    ローデ・シュワルツ USA は、米政府や重要インフラ関連機関の長年のパートナーであり、TSA(運輸保安庁)の身体検査、沿岸警備隊の捜索救助活動、米海軍の強靭な通信環境の構築などを支援してきた。同社は米国内に複数の拠点を持ち、グローバル組織に裏打ちされた世界クラスの技術力と、米国内の優れたエンジニアリングを融合させている。

    2026 年初頭に稼働を開始したメリーランド州フレデリックの新製造拠点は、CERTIUM VCS の設計、開発、製造を米国内で行い、長期的な国内生産およびサポート体制を構築するための、4,000 万ドルにおよぶロ ーデ・シュワルツ USA の投資を象徴するものであり、テキサス州コッペルにおける既存の製造およびシステム統合エリアの拡張により、この重要な BNATCS 構想を支えるための生産能力と柔軟性を向上させている。

  • OGP/最新光学技術とソフトをより大きな測定機構造へ適用

    産業における品質管理のための光学式マルチセンサ精密測定システムで世界をリードするOptical Gaging Products(OGP®)から、進化を遂げる次世代のSmartScope®マルチセンサ三次元計測システムの最新製品SmartScope M130を紹介する。

    このSmartScope M130は、重く大きい部品を製造するメーカーのための新しい大型のマルチセンサ三次元画像測定プラットフォームとして、画像精度と光学系、スループットを次世代の水準に押し上げる強化をいち早く実現した。

    北米営業担当のTim Fantauzzo副社長は、「SmartScope Mシリーズは、極めて高い再現性と信頼性を確実に得たいと考える製造業のあいだで急速に普及が拡大している。しかしながら、より大型の部品となると明らかに細かな形状がより多く含まれる。そこで、歪みのない真のテレセントリックな光学系を備えたM130光学システムを用意して、大型で重量のある部品を製造するメーカーにも、特に低倍率でより多くの部品形状を視野に収めつつ、いっそう正確な測定を実現できるようにした」と説明している。

    SmartScope M130の中核となっているのが、20メガピクセルのカメラによる固定式光学系と独自開発のVIRTUAL ZOOM™テクノロジーを採用した特許技術*のIntelliCentric-M光学システムだ。ニューヨーク州ロチェスターの OGP 本社で徹底して創り込んだ最新鋭のIntelliCentric-M光学系にはさまざまな独自技術を取り入れて、従来の機械式ズームシステムと同様のズーム範囲全域で瞬時に倍率を変えられるようにし、測定時間を短縮するとともに、メンテナンスのためのダウンタイムも大幅に削減できるようにした。

    SmartScope M130は、高いスループットのソリューションを求める大型部品メーカーに最適だ。IntelliCentric -M光学システムに先進的なセンサと照明などの周辺機器を組み合わせて、業界トップクラスの光学測定速度を実現している。

    最大積載重量75 kgのSmartScope M130は、標準で790×815×200 mmの安定したXYZ軸ストロークを備えるほ
    か、オプションとして300 mmと400 mmストロークのZ軸も用意しており、大型部品を製造するメーカーも次世代Mシリーズの強みを活用できる。また、新しい革新的なベッド設計によりステージの高さを抑えたので、重い部品や大型治具の積み下ろしも容易に行える。

    OGPのSteve Flynn社長は、「OGPのSmartScopeシステムは1992年以来、世界中の数千社にもおよぶメーカーの品質保証プログラムが信頼できるものとなるようご支援してきた。今回さらに、SmartScope M130として、進化した最新の光学技術とソフトウェアをより大きな測定機構造へ適用し、大型で重量のある部品を製造するメーカーのための次世代測定ソリューションを構築した」と述べた上で、「Mシリーズのシステムでは、ZONE3計測ソフトウェアがもつ高度なエッジ検出アルゴリズムと並列処理、ルーチン最適化機能を最大限に活用して、製造業のあらゆる分野のメーカーが高いスループットと精度の向上を実現できるようにしている。これまでのコンパクトなMシリーズシステムで利点を実感していた大型部品メーカーのユーザーも、また新しいOGPユーザーにも、SmartScope M130によって検査業務がどれほど飛躍的に改善されるか、その強みを知っていただけるものと期待している」と続けた。


    ▲世界で最も普及したマルチセンサ三次元測定システムの次世代進化形、大型のSmartScope M130 Mシリーズ
  • Steute/拡大された保護シールドと新しいワイヤレスシステム

    シュトイテのControltec部門は、溶接ステーションなどのヘビーデューティな用途に特化した新型無線フットスイッチをラインアップに追加した。

    有線タイプのフットスイッチでは、溶接スパッタによってケーブルが損傷しやすく、耐用年数が短くなる恐れがあるため、このようなアプリケーションに無線フットスイッチを導入することは理にかなっている。ケーブルは通常の作業中にも、転倒の原因となるリスクがある。従来のフットスイッチは、このような用途に適していない。溶接作業者が強化安全靴を着用して自由にペダルを操作できるほどの保護シールドの大きさがないからだ。

    こうしたヘビーデューティ用途に対応するため、シュトイテはパウダーコート処理を施したスチール製の堅牢かつ大型の保護シールドを新たに開発した。このシールドは無線フットスイッチに固定されており、溶接用の強化安全靴を履いていても、2つのペダルを自在に操作できる十分なスペースを確保している。また、誤操作を防止するための構造にもなっている。さらに、持ち運び用ハンドルが装備されており、設置場所を自由に変更することが可能である。

    保護シールドには、RF GFS 2 XLワイヤレストランスミッターが内蔵されており、機械的な衝撃からしっかり保護されつつ、対応する受信機のアンテナへ確実に信号を送信できる。sWave ワイヤレス技術は、厳しい産業環境下でも屋内で最大45メートルの通信距離を実現する。RF GFS 2 XL は、このワイヤレス技術SW2.4LE-IND を量産段階で搭載した最初のスイッチの一つであり、この新しい無線フットスイッチは、もともと溶接構造物の製造を行う企業向けにカスタム開発された製品だったが、その現場での評価が高いことから、現在ではシュトイテの標準製品ラインアップに加えられた。


    ▲溶接ステーションなどのヘビーデューティ用途向け新型無線フットスイッチ RF GFS 2 XL

     

  • LEMO/ポッティング不要の堅牢な防水コネクタ

    信頼性が高く高品質な相互接続ソリューションの設計・製造で世界をリードするLEMOの、医療機器や試験・計測、UAVアプリケーションのために設計した次世代の高性能コネクタREDEL SP IP68シリーズについて、同社の製品マネージャーElisa Rossier氏は次のように説明している。

    「このREDEL SP IP68シリーズによって、コネクタ技術はまた一歩大きな前進を遂げた。ポッティングを使用せずに保護等級IP68のシールを実現したうえ、当社の特許技術であるプッシュプル機構と高密度な設計を組み合わせ、最も厳しい医療機器規格や産業規格に完全準拠した使いやすく信頼性の高いコネクタとしてユーザーに提供する。その真価は安心感が得られることにある。最も過酷な環境下でも確実に接続を保てるほか、耐久性にも優れ、直感的に接続操作を行えるからだ」。

    さらに高い性能でクリティカルな用途に応える

    LEMOは、この革新的なポッティング不要のIP68シール技術により、高性能な接続性を新たな次元へと押し上げる。その画期的な設計は、樹脂などによるポッティングを必要とせずに完全な防水・防塵性能を発揮するので、組立作業が容易になるうえ規格への準拠を保証しつつ、極めて過酷な環境でも高い信頼性を保つ。

    FDA(米国食品医薬品局)承認のPPSUで作られたREDEL SP IP68コネクタは、軽量ながら極めて高い耐久性を持ち合わせ、繰り返しの滅菌処理や強力な洗浄剤、過酷な環境条件にも耐える。特許技術である内包式プッシュプル・ラッチ機構を採用するほか、プラグとレセプタクル双方に柔軟なインサートシステムとポッティング不要のIP68シールを備えており、人間工学にもとづいた確実かつ完全防水の接続を実現する。コンパクトな直径15.5 mmの外形に最大22本のコンタクトを実装でき、人間工学的な特長や使い勝手を損なうことなく、省スペースに高密度な接続が行える。

    REDEL SP IP68シリーズの主な特長は、次のとおり。▽ポッティングなしでIP68のシール性・・・・ポッティングせずとも嵌合時は防水・防塵に▽特許取得の内包式プッシュプル機構・・・・設計技術を保護して模倣品を排し、システムの完全性を守る▽コンパクトかつ高密度・・・・直径15.5 mmに最大22本のコンタクトを実装▽高い耐久性と信頼性・・・・PPSU製であるため、滅菌処理やシビアな洗浄にも耐性を発揮▽軽量でありながら堅牢・・・・極めて厳しい環境にも耐える設計に▽独自の設計・・・・柔軟なコンタクト・インサート・システムを採用▽機械的な耐衝撃性を強化・・・・卓越した耐久性と長い寿命を保証。

    完全にシールされたIP68ソリューションを実現するには、高度なケーブルソリューションと専門的な組立技術が必要だ。LEMOには、柔軟性や生体適合性、滅菌処理への耐性、シグナルインテグリティを実現したカスタム仕様のBioCompatic®医療グレードケーブルがある。これに革新的なケーブルクランプ技術と組み合わせて、再現性があり規制にも準拠した堅牢な組立品とし、簡単に取り付け可能で安全性も確保できるようにしている。ISO 13485の認証を取得した生産体制により、信頼性の高いコネクタと専門的なケーブルアセンブリを統合して、長期にわたり性能を発揮できるプラグ&プレイ・ハーネスを届けている。


    ▲革新的な機能で実用的なメリットをユーザーに提供する、合理的でスマートなIP68ソリューション
  • ローデ・シュワルツ/高利得アンテナと高速EMIテストを発表

    ローデ・シュワルツは、5月4~7日までマレーシア・クアラルンプールのKuala LumpurConvention Centre(KLCC)で開催されたAPEMC 2026に参加し、最新のEMC試験ソリューションを紹介した。シルバースポンサーとしての参加は、IEEE委員会との長年にわたる協力関係と、EMC試験手法の発展における同社の役割を示すものであり、同イベントには、電磁適合性に取り組むエンジニア、研究者、学術関係者が多数集まった。

    新たに発表されたR&S HF1444G20高利得EMSアンテナとR&S HF1444G14高利得EMIアンテナは、14.9 GHzから44 GHzまでの周波数範囲をカバーし、CISPR16-1-4およびCISPR 16-2-3の規格要件に対応している。R&S HF1444G14は業界をリードするR&S ESW EMIテストレシーバと組み合わせることで最大44 GHzまでのフルコンプライアンステストを実現し、MIL-STD-461H(4月発行)に基づくEMS測定は、R&S HF1444G20とR&S SAM200高性能パワーアンプにより効率化される。

    ライブデモでは、R&S ELEKTRA試験ソフトウェアにより生成される3D放射プロットを用いた高速EMIテストを紹介し、一般的な商用EMI試験における迅速なデバイス特性評価を実現する。さらに、R&S RTO6およびMXO5オシロスコープをEMC Partnerと組み合わせたデモでは、高電圧ESD発生器ESDEXのパルス出力を検証し、IEC 61000-4-2などの規格への適合性を確認する。これらの統合ソリューションは、最新のIEC、車載、軍用および航空電子規格に対応する。

    展示に加えて、ローデ・シュワルツのエンジニアによる3つの技術ワークショップが開催され、マルチメディア機器の放射測定に関するCISPR 32の最新動向、人口密集地域における無人航空機(UAV)の課題、リバブレーションチャンバー測定の実践的手法などが取り上げられた。また、SIRIM Berhadと共同で実施されるテクニカルツアーでは、実際のEMC試験施設を見学し、測定環境や適合プロセスが体験できた。


    ▲クアラルンプールで最新のEMC試験ソリューションを紹介した
  • RealMan/エンボディド・インテリジェントの技術革新をさらに加速

    RealBOTは、エンボディドAIの技術革新の加速をはかるべく設計した包括的なオープンプラットフォームだ。高度なモーション制御や多次元知覚、精密操作機能が統合されており、研究者や開発者がエンボディドAIアプリケーションの実験や試作を通じた進化を実現できるように支援する。

    高品質なデータセットに基づくRealBOTは、RealManのデータトレーニングセンタが10種の実世界アプリケーションシナリオを網羅して収集した100万件以上のマルチモーダル・データサンプルを活用している。そのため、よりロバストなモデルトレーニングができ、どんな業界でも素早く導入できる。主な技術的優位性は、次のとおり。

    ▽フルスタックの社内開発=独自のアクチュエータと制御技術により、最適なパフォーマンスと信頼性を保証している▽柔軟な演算サポート=NVIDIA社のJetson OrinとDigua社のRDK S100プラットフォームのいずれとも互換性を備えている▽マルチセンサ・フュージョンによる認識能力=深度の深い広角カメラとLiDAR、IMU、マイクアレイ
    を統合している▽狭いスペースに設置できるコンパクト設計=制約のある環境でも優れた運動性と精密な操作を実現している▽高度に柔軟な動き=21 DOFをアクティブ制御して、エフェクタの巧みな動作と適応型グリッパをサポー
    トする▽オープンなエコシステム=広く利用されるさまざまな視覚システムやグリッパモデルとの互換性を備えている。

    RealBOTは超軽量アーキテクチャを採用しており、スケーラブルなヒューマノイド・システムと高品質データ生成のための基盤として、エンボディッドAI を研究室から世界中の家庭や工場、サービス産業へと展開できるようにする。

    エンボディドAIにおけるグローバルな協業を推進

    RealManが開設した北京ヒューマノイドロボティクス・データトレーニング・センタでは現在、高品質なデータ生成とAIトレーニングのバックボーンの役割を果たしている。10種の状況に対応した実世界環境に100台を超えるロボットを配備して、RealBOTと世界中の研究パートナーを支える大規模なマルチモーダル・データセットの継続的な収集を可能にし、オープンに協力できるエンボディドAIのためのエコシステムを形成している。


    ▲人とロボットの協働は次なる時代へ

    ▲(左)Humanoid Robotics Data Training Center 1(右) RealBOT Embodied Open Platform
  • Mary®/垂直軸にスマートな安全機能

    包括的なブレーキソリューションによって安全性を確保するともに、よりインテリジェントな生産環境を実現

    ロボットアプリケーションにおいては重力の作用する軸も安全でなければならない。その安全性をスマートな環境として実現可能にするのが、Mayr®の新世代のROBA® topstop®セーフティブレーキだ。また、これと互換性のあるROBA® brake-checker®モジュールによって、ブレーキの状態を常にモニタリングできる。さらにROBA®ゲートウェイを組み合わせれば、機械の予防保全やデジタルツインのための貴重なデータが得られるシステムとなり、スマートな生産環境が整う。加えて、実用的なチェックリストを通じたブレーキの機能検証もサポートしている。

    垂直軸をもつ生産設備やロボットでは、人の安全や資機材の保護が極めて重要となる。その基本要素となるのが、フェールセーフ原理に基づいて設計されたセーフティブレーキ、つまり通電していない状態でも作動するブレーキだ。Mayr®のROBA® topstop®は、負荷を確実に所定の位置に保持し、停電や緊急停止時にも制御不能な動きが発生しないようにする。モーターとその出力側機器の間に設置するものであるため、既存の構造に後付けすることができ、余計な手間とコストを抑えられるソリューションとなっている。

    ロバストな構造で信頼性を確保

    産業現場で日常的に運用できるように、ROBA® topstop®ブレーキシステムは独立したコンパクトなモジュールとして装備できる。インターフェースにはOリングを設けて、ほこりや湿気に対する確実なシーリングを保証し、ブレーキの標準仕様として保護等級IP66を実現している。モーターを取り外した場合でも垂直軸が固定されたままであるため、メンテナンスにも搬送にもメリットが生まれる。また、フランジ寸法を調整できるため、既存の機械構造にも容易に統合が可能。

    センサーレスモニタリング―スマートな生産現場のためのデータを収集

    Mayr®が提供するROBA® brake-checker®は、追加のセンサを必要とせずにセーフティブレーキをモニタリングできるモジュールで、電流と電圧の変化に基づいてブレーキの状態を認識して予防保全を可能にする。スイッチング時間やコイルの温度、ブレーキの余力などの重要なパラメータを高い信頼性で検出できるからであり、これに加えてROBA®ゲートウェイモジュールを追加すれば、ネットワーク対応のソリューションとなり、収集したデータを遠隔にある既存の保守システムに統合したり、デジタルツインを作成したりすることも可能。そのため、スマートな生産業務の確保や駆動ラインの透明性を高めることができる。

    検証ツールでサイズの決定も容易

    こうした技術以外にもMayr®は設計段階でのサポートを提供している。たとえばDIN EN ISO 13849-1規格にしたがって、安全機能の指標B10dを使った検証を支援するために特別に開発した機能を用意して、ブレーキのサイズ決定を容易にした。また体系的にまとめたチェックリストには、適用されている基本的かつ実証済みの安全基準に関するすべての関連情報が含まれており、運用するブレーキの評価を標準化できる。特にROBA® topstop®はTÜV(ドイツの第三者認証機関)によってカテゴリ1の「実証済みの部品」に認定されているという事実も大きな強みだ。

    Mayr®は、新世代のブレーキとそれに関連するデジタルモジュールにより、自動安全性が極めて重要なアプリケーションに向けて、慎重に設計したエンド・ツー・エンドのソリューションを提供している。昨年の展示会、SPS 2025では、スマートな駆動コンポーネントが安全性の向上だけでなく、いかに貴重なデータの可用性を保証するものであるかも紹介した。


    ▲ROBA® topstop®は、センサーレスの監視システムへ簡単に接続・統合できるプラグを標準装備している

    ▲ROBA®ゲートウェイとROBA® brake-checker®を組み合わせれば、ブレーキのインテリジェントな制御
  • Ethernet-APL/コミッショニングからシステム管理まで強みを発揮

    Ethernet-APLは、安全なコミッショニングから円滑なドキュメント作成、そして予防保全まで、プロセス産業のプラントにおけるライフサイクルすべてにわたって透明性を保証する。

    Pepperl+Fuchsは、最新機能を搭載したスイッチを昨年末に発表した。それがFieldConnexのEthernet-APL Field Switchであり、コミッショニングからプラント管理まで総合的な情報が得られる。Ethernet-APLを使えば、コミッショニングに際してもその設置の作業時間を節約できる。各スイッチとそれに接続されたフィールドの全デバイスが即座にシステムに反映されるため、設備に関する品質をすぐに作業報告書へとドキュメント化して確認可能だ。また、最初から信頼性の高い通信も保証される。

    フィールドデバイスとイッチはすべてリモートで設定でき、アセット管理システム側ですべての記録を可能。したがって、特にデバイス交換時に発生するミスを最小限に抑えると同時に、様々な関係者間での連携も容易になる。

    さらにアセット管理システムによって、スイッチの自己診断情報や設備の品質情報をオンラインで記録できる。スイッチからは設備の品質変化に関するリアルタイムな情報が得られるため、多くの場合、保守作業チームは生産業務を妨げることなく、対象を絞った対応を行える。

    Ethernet-APL Field Switchは制御技術とフィールドをつなぐ架け橋だ。関係するITとOTをシームレスに統合して、かつてないほど豊かなデータが得られる。そのため、プラントの保守も、従来多く見られた事後対応的なものから予防保全型へと転換でき、プラントのダウンタイムが大幅に減り、それに応じて生産性が向上する。


    ▲ステンレス鋼やGRP製の筐体を設ければ、様々な環境に設置できるソリューションになる
  • Aetina/AMR、製造、医療AIを強化

    エッジAIソリューションの大手プロバイダーであるAetina Corporationは、NVIDIA RTX PRO Blackwell
    Embedded GPUを搭載した次世代MXM AIアクセラレーターモジュールシリーズの発売を発表した。これはCoreEdge MXM AIモジュールファミリーの一部だ。この新シリーズはNVIDIA Blackwell GPUプラットフォームによって加速され、前世代と比較して最大3倍のAI性能向上を実現し、エッジにおける先進的なAIコンピューティングの新たなベンチマークを確立する。

    これらのモジュールは、コンパクトで効率的かつ堅牢に設計されており、MXM 3.1産業規格に準拠している。自律移動ロボット(AMR)、無人車両(UAV/UGV)、スマート製造装置、医療・外科支援システムなど、高精度・高密度ワークロードを必要とする重要なアプリケーション向けに特別に設計されている。このシリーズは、生成AIと物理AIの計算能力をエッジに近づけ、スマートアプリケーションの包括的なアップグレードを促進する。

    NVIDIA Blackwellアーキテクチャ「実証された卓越した性能」

    AIアプリケーションがデータセンターからエッジ環境へ移行する中、AetinaのCoreEdgeエンベデッドMXM AIモジュールは、NVIDIA RTX PRO Blackwell GPUを搭載したコンパクトで産業的に信頼性の高い設計を提供し、画期的なAI、レイトレーシング、ニューラルグラフィックス技術を統合している。

    AetinaのフラッグシップモデルMX5000B-XAは、NVIDIA RTX PRO 5000 Blackwell GPUによって加速され、10,496個のCUDAコア、80個のRTコア、320個のTensorコアを搭載し、驚異的な40.62 TFLOPS FP32パフォーマンスを実現する。検証テストでは、Gemma-2-9bモデルでLLM推論が2倍高速化し、Geekbench AIベンチマークでAI推論性能が80%向上したことが実証されている。

    FP4精度、DLSS 4マルチフレーム生成技術、最大896 GB/sの帯域幅を持つGDDR7メモリをサポートすることで、
    NVIDIA Blackwell MXMシリーズはAI計算スループットを最大3倍向上させる。これらの性能向上により、スペースと電力が制限されたエッジ環境において、大規模言語モデル(LLM)やビジョントランスフォーマーなどの高度なAIモデルの展開が可能になり、フィジカルAIなどの要求の厳しいアプリケーションに対して低レイテンシと高スループットの計算を提供する。

    産業グレードの信頼性「重要な環境向けに設計」

    AetinaのCoreEdgeエンベデッドMXM AIモジュールは、従来のグラフィックスカードに必要なボードスペースの5分の1しか占有せず、ワークステーションクラスの計算に匹敵する性能を提供します。商用グレードの製品とは異なり、NVIDIA Blackwellプラットフォームを搭載したAetinaのシリーズ設計は産業規格を超えている。-40°Cから+85°Cの広い温度範囲をサポートし、防塵・防湿コンフォーマルコーティング保護を備えている。さらに、調整可能なTGP電力設定と、高振動環境での安全な設置を保証するMXM Type Bモジュールの高振動耐性取付穴を提供する。Aetinaはまた、長期的な供給安定性を保証する5年間の製品ライフサイクルサポートを提供している。

    この総合的な信頼性は、高信頼性パッケージを備えた広温度範囲コンポーネントの使用、広範な温度サイクル試験、コールドブート試験、出荷前の100%チャンバー試験を含む、Aetinaの厳格なエンジニアリング手法に由来する。これにより、システムインテグレーターと開発者は、自律ロボット、無人車両、スマート製造、医療機器などの重要なアプリケーションに絶対的な信頼を持って展開できる。さらに、AetinaはPCIeGen4 x16インターフェースとHDMI出力を装備した評価キットを提供し、開発プロセスを加速し、統合を簡素化する。

    エッジでの生成AIと物理AIの解放

    「AetinaのCoreEdgeエンベデッドMXM AIアクセラレーターモジュールシリーズは、卓越した性能と信頼性を1/2
    提供するという私たちのコミットメントを示している」と、AetinaのAI Accelerator Card & GPUProducts部門のディレクターであるJackal Chen氏は述べてた上で、こう続ける。「NVIDIA Blackwell技術とAetinaの豊富なエンジニアリング専門知識を組み合わせることで、最も要求の厳しい環境でも高性能AIコンピューティングを実現する。さらに、AIエージェント、マルチモーダルアプリケーション、リアルタイムAIアクセラレーテッド コンピューティングの時代に備えている。当社の総合的な付加価値エンジニアリングサービスは、システム統合プロセスを効率化し、ユーザーの市場投入までの時間を大幅に短縮し、エッジ生成AIとフィジカルAIの可能性を最大限に活用できるよう支援する」。


    ▲NVIDIA Blackwell プラットフォーム搭載の産業用MXMモジュールを発表
  • Datalogic/ハンドヘルドバーコードスキャナーの新基準を確立

    自動認識および産業オートメーション分野のグローバルリーダーであるDatalogicは、新世代の高性能ハンドヘルドスキャナー「Gryphon™ 4600」プレミアムラインを発表した。使いやすさと最先端技術を中核に開発されたGryphon 4600は、エコデザイン戦略を採用した市場初のプレミアムグレードハンドヘルドスキャナーシリーズだ。新デバイスは、GS1デジタルリンク、デジタルウォターマーク、高密度高解像度コードを含む、あらゆる一般的な1Dおよび2Dコードの高速かつ正確な読み取りを実現する。

    多機能なGryphon 4600は、小売(POS、有人/無人レジ)、医療(病室ケア、検査室、薬局)、製造(仕掛品管理、品質管理、受注処理)、輸送・物流(郵便ネットワーク、空港)など、非常に異なる業界の特定のニーズに対応します。これにより、販売代理店、システムインテグレーター、リセーラー、パートナー、ソリューションプロバイダーは、あらゆるアプリケーション向けに単一デバイスを標準化でき、ソリューション開発を簡素化できる。

    ディストリビューターおよびリセラーネットワークも、在庫の合理化によるメリットを享受できます。クラス最高峰のGryphon 4600は、よりコンパクトでありながら、ハイパフォーマンス(HP)、高密度(HD)、医療向け(HC)の各モデルでより高い性能を備えた選択肢として提供されている。HCモデルは、消毒対応の筐体や抗菌性銀イオン配合プラスチックを備えている。

    主要なLCA(ライフサイクルアセスメント)に基づくエコデザイン施策には、最大25%の消費電力削減、70%以上の再生材料使用、製品重量の低減(17g減)が含まれます。全ての環境データは現在独立した検証を受けており、Datalogicはカーボンフットプリント認証の取得も目指している。

    このスキャナーは、高速デュアルコアプロセッサ、AI駆動アルゴリズム、そして先進的なニューラルネットワークベースのデコード技術を組み合わせることで、スキャン速度の大幅な向上と、印刷状態の悪いコードの一発読み取り率の向上を実現する。

    新技術としてデュアルセンサー(1.5MP + VGA)光学系を導入。これによりHPモデルは、近距離から遠距離まで、高密度から低密度コードを読み取る際に優れたスキャン性能と被写界深度を実現する。

    グリフォン4600シリーズは、特定のスキャナーモデルを事前に選択することなく、あらゆるタスクに瞬時に適応するデュアルカラーLED照明技術により、使いやすさも向上させている。新しい明るい緑色の LED 十字照準器により、安全で視認性の高い正確なターゲット設定が可能になった。さらに、新しい電源オプションにより、大容量リチウムイオンバッテリーパックまたはスーパーキャパシタ(バッテリー不要)パックを利用できる。また、Datalogic Connect などの新開発ソフトウェアツールにより、現場でのデバイスの統合と管理が容易になる。

    これらの新技術は、静かな環境でも騒がしい環境でも使用可能なDatalogicの定評あるグリーンスポット正常読み取りフィードバック、誘導ワイヤレス充電、スマートバッテリー管理など、市場でGryphonスキャナーを差別化し続ける既存機能をサポートする。特に、ケーブル、電源ユニット、スタンド、ホルダー、ベースステーション、充電器などの従来型アクセサリとの互換性により、既存のGryphonユーザーの投資コストを削減する。

    ディストリビューター、リセーラー、システムインテグレーター、エンドユーザーは、環境への配慮とコスト効率に優れた方法であらゆるタスクをサポートする決定版スキャナーを利用できるようになった。

     

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