カテゴリー: ユーザー通信 WEB版

  • ユーザー通信207号 7面抜粋:「INTERMOLD/金型展/金属プレス加工技術展」に 4万3千人が来場

    奇しくも複数の切削工具メーカーで見られた「欧米スタイルの展示」

    2019年「INTERMOLD/金型展/金属プレス加工技術展」が4月17~20日の4日間、4月1日に開業した東京ビッグサイト青海(あおみ)展示棟を会場に開催された。
    新設の青海展示棟は来年11月までの仮設ながら、最寄3駅から徒歩2~6分圏内という、従来の東京ビッグサイトに比べはるかに交通至便な立地のなか、合計42585人が来場した。

     

    「変化を嫌わずに」(金型工業会 小出会長)

    初日の開会式ではまず、主催者の日本金型工業会 小出悟会長(小出製作所社長)が、次の旨あいさつした。
    「金型業界はリーマンショック以降、なかなか元の状態には戻らずとも、徐々に回復基調ではある中での今回の開催では、我々が直面している自動車産業を取り巻く百年に一度の変化に対して、どのような対策、手を打っていけば良いかの示唆を与える機会となることを願う。IoTを駆使するなど、とにかく『変化を嫌わず』果敢に挑戦し、啓発、努力しあわないといけない」。
    このあと、同主催者の日本金属プレス工業協会、さらに経済産業省 製造産業局、東京都 産業労働局 商工部からのあいさつ、そしてテープカット(※写真①)へと続き開幕した。
    そんななか、オーエスジーのブースでは、新たにロング刃長の『AE‐VML』を拡充した超硬防振型エンドミルのAE‐VMSシリーズや、アディティブ・マニュファクチャリング(AM)用エンドミルといった、昨年のJIMTOF(2018)でも披露した新製品が顔を揃えた。
    AM用エンドミル(AM‐EBT/AM-CRE)は、JIMTOFの時点では「標準化し、来春(今年のこと)発売」とは謳われていたが、今回の出展ではより具体的に、三菱電機の次世代モジュール型金属AM加工機で造形されたワーク提供のもと、積層インペラーの5軸MCでの切削加工等をサンプル展示した(※写真②)。
    また今回は、同社の技術者とセールスエンジニアが来場者からの個別相談に注力すべく、広報担当者が「これだけ(机と椅子が)並べられたのは初めて」と口ずさむほど、ブースの中ほどには多くの技術相談スペース(※写真③)が設けられた。

     このブース内部のようすの対極が製品展示の演出ともなった。従来よく見られるマルシェ(市場)的な「ずらり陳列」ではなく、出品は通路に面するスペース(エンド)沿いに集中させ、今回は6つの展示台で、代表的な絞ったラインナップを島形に点在させる「欧米では主流」だという展示スタイルで臨んだ。
    そしてこの光景は、奇しくも、同じく切削工具メーカーのダイジェット工業のブースでも見られ(※写真④)、刃長1D・スーパーショートタイプの2枚刃ソリッドエンドミル『ハード1ボール』、70HRC高硬度材の加工が可能な多刃スクエアエンドミル『ワンカット70』といった、今回新たにラインナップされたソリッドエンドミルシリーズが、刃先交換エンドミル『QMミル』ら主力製品とともに出品された。

     

    一方、工作機械では、DMG森精機が「金型における加工技術の融合」をテーマとして、金型加工に最適な5軸加工機『DMU 60 eVo linear』、レーザ加工機『LASERTEC 75 Shape』、レーザ金属積層造形機(AM機)『LASERTEC 30 SLM 2nd Generation』(※写真⑤)の3台を展示した。
    AM機によるツールポット金型の加工では、内部にらせん状の空洞を造形し、パウダーベッド方式にしかできない形状を紹介した。
    なお今年のINTERMOLDはこのあと、6月19日(水)~22日(土)に名古屋(会場/ポートメッセなごや)で開催される。

  • ユーザー通信207号 3面抜粋:タンガロイ特約店総会

    タンガロイ 特約店会定時総会を開催

    売上高・新製品件数・生産量
    ― 続々とレコード更新を報告

    タンガロイ(本社=福島県いわき市好間工業団地)は4月12日、ANAクラウンプラザホテル神戸(神戸戸市中央区)にて「西部タンガロイ特約店定時総会」を開催した。
    総会では最初に、西部タンガロイ特約店会の阪本正孝会長(阪本㈱会長)が、昨今よく話題に上がる「日本の生産性の低さ」について言及し、「日本古来の仕事のやり方や商流、信頼性の熟成などを通じて、長年にわたり、この社会ができてきた。生産性とは、上げても上げも、なおかつ『まだ上げられる』と、数字だけがひとり歩きしていないだろうか」との感想等をあいさつとし、各議案の審議、承認へと移った。

    続くタンガロイ行事では、成績優良特約店表彰のあと、タンガロイの木下聡社長に加え、新たに営業本部長として今年1月1日付で着任した松本憲幸氏によるメーカー方針が発表され、概ね次の内容が語られた。

    タンガロイではデイリーで切削工具の売り上げデータが閲覧でき、直近(今年1月~4月11日夕方当時)では、国内は対前年(2018年)比7~8%増で推移中。国内の販売状況では西部地区が東部、中部地区を上回り、ただいま絶好調。

    2018年度の連結売上高は、国内が対前年比で9%増。日本工具工業会全体の統計が6%増のため、タンガロイのシェアが伸びたことになる。海外は12%増、オールタンガロイでは11%増と2年連続での2桁成長で、レコードをさらに更新し、過去最高の売上高を達成した。

    生産状況については、2011年を100とする指数で表せば、インサートは151。コンペティターからは欠品という話も聞こえるなか、タンガロイでは「日々設備投資しながら、稼動効率を上げながら、在庫を持ちながら」によって、特に大きな欠品はなく1年間を過ごせた。

    ミリング、穴あけ工具(カッター、ドリル)はほぼ2倍の188、旋削用ホルダーは123、軸物工具(ソリッドのエンドミル、ドリル)については、タンガロイとしてはまだまだ補強、多く伸ばしていく必要がある。

    焼結体工具(CBNやダイヤモンド工具)は182で、一昨年比では約40アップしておりトレンドとなっている。自動車部品の軽量化によるアルミ加工の増加などにより、いま世の中は焼結体ブームともいえる。その他切削工具以外でも、耐摩耗工具のダイコーター(薄膜塗布工具)が309を示すなど「非常にバランス良く成長できている」。

    昨年からタンガロイでは、タイムスタディ(工具、切削条件、加工時間、加工工程)、レイアウト図面、ツールパスイメージといった「Total Tooling」の提案に取り組んでおり、元々は航空宇宙産業に向けチームをつくったが、「短期間で効率良いプログラムを組む」必要性から自動車産業など99件のプロジェクトを手掛ける。

    新製品では昨年大きなリリースが行えた。新鋼旋削加工用CVDコーティング材種『T9215』を4月に、『T9225』を12月にリリースした。タンガロイで最も販売好調な材質を新たに、「世の中が高速化しているために開発した」。

    これらを含め昨年の新製品発売件数は47件で、9年連続での№1達成した(2010年~2018年)。さらに、生産量(インサート、ドリルボディ、カッターボディ)についても過去最高を達成した。

    加えて、自動倉庫、拠点ネットワークの更新(両件合わせ投資総額は約5億円)といった生産設備以外の大型設備への投資案件も継続。
    以上をふまえ、今年度(2019年)の連結売上高は前年比で国内10%増、海外11%増、他事業含めたトータルでは10%増の予算(リーマンショック前の2008年実績の6%増に相当)を立て臨んでいる。新製品(+拡充)発売件数の目標は35件。開発・製造・営業にとって「新製品こそが伸長・生き残りの道」。 これらを背景に、9つのターゲットとして、「国内シェア№1(まずはインデキサブル工具分野で)」「アジア&環太平洋でメジャー・プレーヤー」「旋削工具でマーケット・リーダーとして認知される」「輸出比率を65%まで高める」「日系工作機械メーカーとの連携を高める」「IMCの切削工具世界№1に貢献する」等をあげた。

  • ユーザー通信207号 1面抜粋:東芝機械グループソリューションフェア

    第17回 「東芝機械グループ ソリューションフェア 2019」開催

    5月23日(木)~25日(土)
    /沼津工場(本社)・御殿場工場

     

    東芝機械(本社=静岡県沼津市大岡/三上高弘社長)は、第17回目となる2019年の「東芝機械グループ ソリューションフェア」を、5月23日(木)から25日(土)までの3日間、沼津工場(本社)と御殿場工場にて開催する。
    今回は、「新たな未来への飛躍~先端技術が繋がる社会を目指して~」を全体コンセプトに、EVを中心とした先進自動車や航空機、スマートフォン、光学など先端産業への、東芝機械グループの幅広い取り組みや最新技術、さらに「総合機械メーカー」だからこそ実現できるIoTを通じた「産業の垣根を越え、繋がることによる新たな未来」を各会場(全8ホール)にて披露する。
    また例年同様に、展示に関連する同社技術セミナー(全52回・20テーマ/5面参照)に加え、先進自動車、IoT、AI、ものづくりなどに関して、各業界の第一線で活躍中の講師による特別セミナー(全7テーマ/5面参照)の開催(沼津‐御殿場間の中継も実施)も予定している。

     

    来春「芝浦機械」スタートアップに向け大事なフェア

    このほか、門形MCでは、金型の高速・高剛性加工で生産性向上に寄与する横形MC『BM‐1250Q』、C軸連続割り出しと高精度加工で航空機部品の加工時間に貢献する『MCW‐4624(5A)』、金型の低速重切削から高速切削まで広範囲の切削能力を発揮しFSW(摩擦攪拌接合技術)機能をも搭載する門形MC『MPF‐2614FS』を展示。
    さらに、高速送りおよび重切削をセミドライで加工し作業環境改善を提案できるCNC立旋盤『TUE‐100(S)』、フルパワー切削を実現する200㎜クイルタイプ主軸×最大400㎜繰り出し可能なテーブル形横中ぐりフライス盤『BTD‐110H/R16』の展示に加え、IoT活用による加工機械の見える化・遠隔監視および組立スケジュールの進捗管理のモニタリングや、工作機械に音声認識ソフトを融合させ、作業効率アップを図る近未来の機械操作等を提案する。

    超精密加工機に新たな要素技術を開発

    一方、Hall 1~7の沼津工場(本社)のうち、Hall 3=精密加工センター(Nano‐Labo.)では、自動車用ヘッドランプ金型加工や、半導体・電気電子部品などの精密微細加工で好評を得ている超精密立形加工機『UVMシリーズ』に搭載される新要素技術を開発し、今回は「高剛性・高トルク型空気静圧軸受主軸」「微細部品金型向け寸法計測機能」の開発、「機械本体による工具誤差補正」の実現を提案する。

     

     

     

    2種類の双腕協働ロボットを参考出品

    Hall 2=第8工場では、生産性向上に貢献するロボット・自動化技術として、人作業の置換えを提案するヒト型とスカラ型の2種類の双腕協働ロボット試作開発し、ハイタクトな製造現場に適した高速・高軌跡精度スカラ型ロボット『THE』とともに参考出品する。
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    昨年も過去最高を更新する7千名が来場

    毎回好評を得ている「東芝機械グループ ソリューションフェア」は、昨年も過去最高を更新し約7000名が来場した。
    東芝機械グループでは引き続き、「エネルギー・環境」「労働生産性の向上」「IoT/ICT」「新素材への対応」の4つを重点戦略キーワードに、自動車・エレクトロニクス・光学・ナノテクなど時代が求めている分野において、射出成形機、ダイカストマシン、押出成形機、微細転写装置、精密機器、工作機械、電子制御装置、産業用ロボットなど主要商品群の開発・製造・販売およびそれらのレトロフィット・アフターサービスを通して「世界の『モノづくり』を支える機械メーカーの総合力」を目指している。
    そんななか同フェアでは、ユーザーの「声」を聴き、真の問題点を探り出し、そこから導き出される同社の課題解決を提案に結び付け、ユーザーとともに未来を創りあげるスタートの機会としている。
    なかでも今回は、自動車産業を大きく変えていく、いわゆる『CASE(ケース)』=Connected(コネクテッド)/Autonomous(自動運転)/Shared(シェアリング)/Electric(電動化)に向け、これら工程に携わる同社製品(機械)の、「総合力を活かした先進自動車への取り組み」を次の例のように示す。
    ▽アルミ部品を量産するダイカストマシン▽大物樹脂部品を量産する大型射出成形機▽機能性樹脂を量産する混練機▽電池用セパレータフィルムを量産する押出成形機▽工場の自動化を実現するロボットやIoT▽車載カメラ用レンズを量産する超精密加工機やガラス成形機▽ヘッドライト等の金型を量産する超精密加工機▽樹脂・金属部品の金型を加工する工作機械、など。
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    これら説明を行った5月7日の東芝機械東京本店(千代田区内幸町)での記者発表会では冒頭、八木正幸専務執行役員があいさつに立ち、「6月の株主総会での承認後、ご周知のとおり、当社は来年(2020年)4月から『芝浦機械』として新たにスタートする。その移行へ向けた大切な1年であり、なかでもソリューションフェアは非常に大事となる」と口火を切った。
    「当社のお客様のドメインは自動車産業にあり、各産業界が一斉に『CASE』に対し舵を切っているなか、機械メーカーは何を求められているか。今までのようなQCDSに長けたマシンとはまた違い、我々はまだ、CASEに対応する技術として『これが万全』という持ち合せは出来ているとはいえない」と続けた。
    そのうえで、「そんな中で行う我々の多様な提案に対し、お客様の評価、何を求めているかといったレスポンスやニーズをいただく。このギブ&テイクのコミュニケーション、流れを、来年の新生・芝浦機械のスタートアップにつなげたい」と抱負を述べた。
    (※なお期間中の無料送迎バスは、①三島駅⇔沼津本社工場間②三島駅⇔御殿場工場間③沼津本社工場・構内④沼津本社工場⇔御殿場工場間の4パターンが運行されている)

  • ユーザー通信27号8面:次世代の切削工具総合ソリューションを初公開

    「応える 魅せる 攻める」

    次世代の切削工具総合ソリューションを初公開

    三菱マテリアル
    中部テクニカルセンター 2度目のオープンハウス開催へ

    三菱マテリアル 加工事業カンパニー(本社=東京都千代田区丸の内、中村伸一カンパニープレジデント)は、6月7日(金)~8日(土)の2日間、『中部テクニカルセンター』にてオープンハウスを開催し、今後も成長が期待される自動車、航空機、医療、小物部品等、広範囲な市場に対応すべく情報を発信する。

    切削加工ユーザーへの国内二番目の技術サポート拠点(一番目はさいたま市/東日本テクニカルセンター)として、2017年6月より稼働している中部テクニカルセンター(岐阜県安八郡神戸町横井1528‐1・同社岐阜製作所内/0584‐27‐4293)には、自動車・航空宇宙産業の一大集積地に、高精度マシニングセンタ(立型・横型)、複合旋盤、5軸加工機、自動盤、CNC旋盤、三次元測定機など最新の充実した切削試験設備が勢ぞろいしている。

    開業2年間で5千名超えるユーザーが利用

    これまでに5千名を越えるユーザーが利用し、開業3年目を迎えるなか、2017年12月以来2度目となるオープンハウスを開催し、IoT化技術や最新の工法、また最新のデジタルソリューション技術を駆使した加工デモンストレーション、ユーザーも参加できる技術アトラクション、新製品を活用したソリューションセミナー、著名人を招いた講演会などを通して、最新の次世代切削工具総合ソリューションを初公開する。
    両日とも開催時間は10時~16時、主なイベント内容は、次のとおり。

     

    ▽ユーザー向けトータルソリューションの紹介
    ▽技術相談コーナー
    ▽外部講師によるセミナー(大学・研究機関、工作機械メーカー、アーバーメーカー、CAMメーカー)
    ▽各種セミナー(切削アカデミー模擬講座、航空宇宙、自動車分野)
    ▽DIAEDGE新製品による切削実演
    ▽産業別展示&市場別(自動車、航空宇宙、医療)取り組み紹介
    ▽来場者参加型ワークショップ&体感コーナー

    (詳しくは同社ホームページ→http://carbide.mmc.co.jp/ 参照)。

     

  • ユーザー通信205号 10面抜粋:ダイジェット工業 × INTERMOLD2019/東京

    『ダイジェット工業 × INTERMOLD2019/東京』

    新たにソリッドエンドミルシリーズをラインナップ

    高硬度材の高能率・高精度加工に最適!

    ダイジェット工業(本社=大阪市平野区加美東、生悦住歩社長)はINTERMOLD2019に、難削材・高硬度材加工の高能率・高精度・長寿命化に貢献する最新切削工具を出展し、ユーザーの生産性向上につながる加工方法を、加工実例を交え提案する。

    また耐摩耗用工具では、レアメタルレスの複合新材料『サーメタル』製品を展示する。

    そんななか、高硬度材の高能率・高精度加工に最適なソリッドエンドミルシリーズが新たにラインナップされた。

     

    刃長1D・スーパーショートタイプの2枚刃ソリッドボールエンドミル『ハード1(ワン)ボールSFSB形』は、ボール切れ刃のR精度は±5μm、かつボールR切れ刃と外周切れ刃のシームレス化により、良好な仕上げ面と加工時のチッピングを抑制し、焼きばめホルダやハイドロツーリングに適応可能なシャンク精度を有する。

    さらに、刃立ち性に優れる超微粒子超硬合金と、ナノ多層膜で構成された新コーティング被膜「DH1」を組み合わせた新コーティング材種「DH110」を採用し、高硬度材の長時間・高精度加工を実現する。サイズ展開は、工具経Φ1~Φ12㎜。

     

     

     

    70HRC高硬度材の加工が可能な多刃スクエアエンドミル『ワンカット70 SEHH形』は、新コーティング被膜DH1を採用しリニューアル。高硬度材加工における加工寿命2倍(他社品比)を達成し、さらなる性能向上を実現する。

    心厚剛性のある本体設計により、工具の倒れを最小限に抑え、焼入れ鋼など高硬度材の高速・高能率加工を実現し、独自の切れ刃形状の採用により、切削抵抗を低減し、中仕上げから仕上げ加工までの高精度加工が可能。

    加えて、高硬度材の切削加工で長時間・高精度加工を実現するコーティング材種のDH110を採用。新コーティング被膜のDH1はナノ多層膜で構成され、耐高温酸化性・耐衝撃性・被膜靭性および密着性に優れる。サイズ展開は、Φ2~Φ20㎜でコーナR付きタイプも揃える。

     

     

    「高硬度材攻略」ワークショップを開講

    なお、4月19日(金)・11時~12時には第4セミナー会場にて、同社技術部 技術室 切削工具開発課の早水拓也氏による「高硬度材 ヲ 攻略 セヨ!」と題したテクニカル・ワークショップを開講する。

    近年、製品の軽量化、複雑形状化および高強度化に伴い、金型材料はより高硬度材を使用する実例が増加するなか、工具の寿命低下(=工具費の増大)、加工条件の低下(=加工効率の低下)および加工精度の向上が、高硬度材の切削加工における課題であることから、高硬度材への最新切削工具を用いた加工事例を交え、高能率、高精度、高加工寿命への攻略法を紹介する。

  • ユーザー通信205号 4面抜粋:『Grinding Technology Japan 2019』の備忘録

    『Grinding Technology Japan 2019』の備忘録―

    ベタですが・・・

    「みんな笑顔」の展示会だった3日間

    日本初の本格的研削加工専門展に5千人来場

     

    日本では初となった本格的な研削加工の専門見本市『Grinding Technology Japan 2019』が3月18~20日、幕張メッセ(千葉市美浜区)のホール1で開催された。

    会場には、日本を代表する研削盤、工具研削盤、砥石、各種周辺機器の各メーカーが顔を揃え、海外からも高い人気を誇る工具研削盤、砥石、周辺機器各メーカーが多数出展するなか、3日間ともに好天に恵まれ、4988人が来場した。

    特長は来場者の「滞在時間の長さ」


    この展示会は当初より「課題解決型展示会」と、技能が求められ、課題を抱える研削従事者のための展示会を謳っていた。あたかも、その趣旨を窺い知るかのように、「研削コンシェルジュ」(無料の技術相談会として特設)には、連日、事前のネット予約が殺到したばかりか、当日受付分もほとんど埋まってしまうという大盛況ぶりを見せた。

    ひとりの相談者が1時間居座ることもザラであり、さらに待ち人が列を成すといった、それこそ「占いの館」状態の様相を呈していたが、来場者の「滞在時間の長さ」は研削コンシェルジュのみならず、Grinding Technology Japanそのものの特長ともなった。

    研削加工に携わる人々が、岡山や京都といった西日本各地から日帰りで、この目的だけのために来場する姿も見られたなか、出展者からは、「プロが来る展示会」「ハマる展示会」「6日間くらい続けたい展示会」といったコメントを、ベタな表現にはなるが「みんな笑顔」で語る場になろうとは、良い意味で「想定外」だった。

    研削コンシェルジュのほかにも、手作業でミクロン単位の加工精度をつくり出す「カミワザ」を示した技能五輪出場者による「精密組立」(平面研削、やすり掛けによる手仕上げ、組み立て)や、汎用工具研削盤を使用した各種加工(底刃、外周、溝)の技術指導を公開した「工具研削体験会」、また各種セミナーには、連日立見の見学者が押し寄せるなど、第1回にしてまずは、「課題解決型展示会が実現できた」といえるだろう。

    第2回は2年後、規模拡大し開催が決定

    なお第2回は、2年後の2021年3月2日(火)~4日(木)までの3日間、同じく幕張メッセで、次回はホール4・5に規模を拡大し、開催することが決定した。

  • ユーザー通信205号 5面抜粋:ヤマシタワークス:エアロラップ+ロボットに「2号機」の新展開

    ヤマシタワークス
    ロボットシステムを外付けから内部搭載へ

    エアロラップ+ロボットに「2号機」の新展開
    INTERMOLD2019/東京では動画紹介を予定

    ― 安全性・研磨剤漏れ防止
    ・ロボット稼働域の可変などメリット

    ヤマシタワークス(本社=兵庫県尼崎市西長洲町、山下健治社長)では、自社開発・製造する鏡面仕上げ装置『AERO LAP(エアロラップ)』とロボットシステムによるコラボレーションを、一昨年来深耕してきているが、今年からはもう一段、違った展開に入っている。

    昨年まではあくまで、「外付け」でのロボット仕様(ロボットハンド)により、外にあるワークを、アームでエアロラップ内に入れ、回転させ処理(磨き)し、処理後は外に出し、置く、というのが「一連の流れ」だったが、新たにつくられた2号機では、ロボットがエアロラップのなか自体に組み入れられた。

    「これにより、安全性、研磨剤(MultiCorn)の漏れ防止や、ロボットの可動域・位置の可変ができるといったメリットを得た。このスタイルでのロボット仕様を、今後はPRしていく」と浜田賢治統括部長。

    同社は自動車向け金型の製造・加工を中心に、近年では医薬品用金型の製造、拡販に注力しているが、「この受注をこなしていくための自社設備としても、やはりロボットの力は非常に便利。それは、薬剤用の金型は自動車向けとは違い、数百本単位での同一ロット数が多く量産に向いているので、ロボット化、省人化で効果が出しやすいから」と続ける。

    実際に、このエアロラップのロボットシステム仕様により、「1人分(仕事量)が0・8人分浮いた。つまり従来の1工数が0・2工数で済んでいる」との数字が示されており、「残った0・2工数の人手とは、エアロラップ内部でのパレットの移動、ワーク交換といった作業であり、これが次の課題」と現状を話す。

    なお、INTERMOLD2019/東京では、この実機こそ登場しないものの、動画による紹介を検討中。

  • ユーザー通信205号 2面:OSG × INTERMOLD2019/東京

    続々と「Aブランド」の新製品、バリエーション拡充を展開!

    アディティブ・
    マニュファクチャリング用エンドミル等を披露

    オーエスジー(本社=愛知県豊川市本野ヶ原、石川則男社長)は、マスタークラスの「Aブランド」新製品やバリエーションの拡大を、次の製品を中心にINTERMOLD2019/東京の会場にて披露する。

     

    ロング刃長を拡充
    超硬防振型エンドミル シリーズ AE‐VMSシリーズ

     

    Aブランドのエンドミル AE‐VMSシリーズに、新たにロング刃長の『AE‐VML』が加わった。

    「新たなミーリングスタンダード」を謳い、ショート形の発売をスタートに、そのラジアスタイプを追加、さらにスタブ形とサイズとバリエーションを拡大してきたAE‐VMSシリーズは、多種多様な被削材・幅広い加工に対応し、高能率加工と、作業時間短縮、コストダウン、加工面の仕上がりにこだわって開発された。主な特長は次のとおり。

    ①潤滑性・耐摩耗性・高温耐酸化性に優れる新「デュアライズコーティング」を施し、複合多層構造がサーマルクラックを抑制する。
    ②切れ味の良いポジ刃形で切削抵抗を低減、高剛性と切りくず排出性を両立した新溝形状により、バリ発生を抑制する。
    ③不等リード・不等分割の採用でびびりを抑制し、安定した高能率加工を実現する。

    そして、JIMTOF2018で紹介され販売を開始したAE‐VMLロング形では、さらに進化し、大きな芯厚により高剛性を実現、高速側面切削を可能にする。

    刃先からシャンクにむけて芯厚が変化するウェブテーパにより、工具剛性を向上させ、加工面の倒れを防止。強ねじれ仕様で、切削抵抗を低減し、安定加工を可能にし、従来の不等分割・不等リードに加えて、マイクロレリーフの採用で、びびり抑制効果をさらに高め、安定した高能率加工を実現する。

    今回のインターモールドでは、ロング刃長チップブレーカ付タイプAE‐VMLを初披露目し、4月下旬発売を予定する。

    強靭な3次元ネガ形状
    アディティブ・マニュファクチャリング用エンドミル

    短納期・低コストを目的に3Dプリンタのように材料を添加する形の工法「アディティブ・マニュファクチャリング」(金属積層造形技術)が製造現場に展開され始め、これらに対応するための深切込みにも耐えうる強靭な3次元ネガ形状を採用した超硬エンドミルを開発し、ボールタイプ『AM‐EBT』とラジアスタイプ『AM‐CRE』の2種を4月下旬に発売を予定している。

    表面に超耐熱性・高じん性のデューロレイコーティングを採用し、超耐熱層と超微細ナノ周期積層構造によって、高い耐熱性と耐摩耗性を有しつつ、優れたじん性を発揮し、高硬度加工においてもチッピングを抑制し、工具の長寿命化を実現する。

    3枚刃油穴付き超硬ドリル
    トリプルレボリューション ADO‐TRSシリーズ

    JIMTOF2018でネーミングとともにお披露目され、今年2月に発売されたAブランドの新製品、3枚刃油穴付き超硬ドリル『トリプルレボリューション ADO‐TRSシリーズ』がINTERMOLDにも登場する。

    3枚刃の油穴付き超硬ドリルで、幅広い被削材で安定した高能率加工を可能にするADO‐TRSシリーズは、高い耐久性でおなじみのEgiAs(イージアス)コーティングを採用し、広いチップポケットで、切りくずをスムースに排出する。

    新開発のRギャッシュ(PAT.P.)を採用し、3枚刃ドリルでも2枚刃に匹敵する低いスラスト抵抗と抜群の切りくず分断性と切りくず形状安定性で、切りくずトラブルの低減を可能にした。

    3Dタイプと5Dタイプの2種類を用意し、軟鋼・低炭素鋼、炭素鋼、合金鋼、鋳鉄、ダグタイル鋳鉄と幅広い材料に対応し、安定した加工を実現するほか、直径・長さ違いの特殊品や、その他アルミニウム合金用の特殊品にも要望に応じて対応する。

    相談コーナー常設、ワークショップ、セミナー内容も充実

    なお、今回のINTERMOLDでは、金型加工で困っているユーザーにさまざまな切り口で提案できるよう、技術者とセールスエンジニアがブースの相談コーナーで、個別相談に応じるほか、4月20日(土)11時~12時に第4セミナー会場(Bホール)にて、「金型革命!」をテーマにワークショップを開く。

    また、4月18日(水)14時30分~15時15分にオープンセミナー第2会場(Bホール)では、「高生産性を実現する最新エンドミルの提案」と題し、アディティブ・マニュファクチャリング用エンドミルとAE‐VMSシリーズおよび新製品のAE‐VMLチップブレーカ付きタイプについてセミナーを行う。

  • ユーザー通信205号 1面:全国の自治体や公的機関等で「第三者承継」支援が加速

    全国の自治体や公的機関等で「第三者承継」支援が加速
    ~奈良県など「あとつぎ不在」による廃業をいかに防ぐか ―

    時代の変わり目なので「奈良」の話をする。

    日本で最も古い歴史を誇る県の奈良だが、関西のなかでも格段に人口減少と企業減少の幅が大きい地域でもある。これからわずか10年の間に、県下全企業の25%が奈良県から失われ、20年間では1/3が「消滅」すると経済産業省が推定している。

    この最大の原因が「あとつぎがいない」「後継者未定」ということだ。多少大きな企業ならM&Aという方向で事業承継も可能だろうが、年商1億円以下のいわゆる「小規模事業者」では、相手を見つけることが現実的にはなかなか難しい。

    日本の全事業者の8割を占める小規模事業者のうち、現時点で78%が「あとつぎがいない」という。関西のおいては、いま、少なくとも240社が後継者となる相手を探しており、奈良県では7社が該当するといったリアルな数字に出くわす機会があった(3月28日時点)。

    昨今、この問題に対する解決策として注目を集めているのが、インターネットを介して後継ぎを公募する「第三者承継」というシステムであり、また、全国各地の金融機関や自治体が、M&A仲介業や各種士業の団体等と連携協定を締結し、「失敗しない、あとつぎ探し」「起業せず、事業を引き継ぐという選択肢」の体制整備、強化に取り組んでいる。

    昨年だけでも、高知県、川崎市および川崎市商工会議所、千葉テレビ放送が本格的に活動を始め、このたび奈良中央信用金庫が、小規模企業向けネットマッチングサービス『Batonz』(バトンズ)との業務提携締結、県内のM&A専門家らとの連携体制の構築を発表した。

    奈良県では昨年6月に「奈良県事業承継ネットワーク」を立ち上げ、行政機関、中小企業支援機関、金融機関や士業団体といったオール奈良で、事業所受け入れを支援していこうという体制ができているが、「第三者承継」となれば、同信金としても単独では提案が難しいということで、まさにこれから「本腰」を入れることになる。

    奈良中央信用金庫の高田知彦理事長は、「今回の提携もM&A業務も、我々にとっては、単に手数料収入を増強させる目的は、まったく二の次であり、地域の大事な取引先が廃業の方向に向かわないように、それに伴って地域の雇用が減少しないように、より広い助成に、ぜひ有効に活かしていきたい」と述べている。

  • ユーザー通信205号抜粋:OSG 株主総会で「強み」を強調 国内営業施策では搭載ビジネスを強化へ

    OSG 株主総会で「強み」を強調

    国内営業施策では搭載ビジネスを強化へ

    オーエスジー(本社=愛知県豊川市本野ヶ原)は2月16日、オーエスジーアカデミー グローバルテクノロジーセンターを会場に、第106回定時株主総会を開いた。


    議長を務める石川則男社長は総会に先立ち、切削工具の需要が極めて旺盛な状況だった2018年について、「創業80周年の記念すべき1年を過去最高の業績(連結売上高1,313億6,800万円、営業利益225億2千万円)で終えることができた」としながらも、「一部の製品供給が追い付かず、多くのお客様にご迷惑をかけた」等、この1年間を振りかえりながら、各議案の審議、決議へと移った。

    また、総会後の株主懇談会で石川社長は「高付加価値製品の需要は続く」と題し成長戦略を説明し「強みは現地生産」と強調、また大沢伸朗専務は国内市況報告を行った。

    帰国前は欧州担当だった大沢専務は、「海外進出が続く日本の製造業」のイメージで外から眺めていたが、実際に国内を担当してみれば、縮小傾向は否めないながらも、「タップでのトップシェアを中心に、持っている強みを活かせば、まだまだ伸長できる余地は十二分にあるとの考えで、帰国後5年間取り組んできた」という。

    そのうえで、2019年度の営業施策のうち、『A-TAP』出荷本数の累計500万本超を元に「Aブランド戦略のさらなる浸透、グローバルに標準品拡大」と機械メーカー、機械商社とのコラボ深耕による「搭載ビジネスの強化」を強調した。

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