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  • news-「CoroPlusⓇ マシニングインサイト」日本市場で導入 サンドピック

    「CoroPlusⓇ マシニングインサイト」日本市場で導入 サンドピック

    工場の効率性と総合設備効率を改善する製造データ分析

    サンドビック・コロマント(本社=名古屋市名東区、山本雅弘カンパニープレジデント)は、機械や工具の稼働率、機械の停止原因やアラーム情報にリアルタイムにアクセスし視覚化する『CoroPlusⓇ マシニングインサイト』(以下、マシニングインサイト)を日本市場で導入した。

    マシニングインサイトは、サンドビック・コロマントが提供するデジタルソリューション「CoroPlusⓇ」のシリーズに属する製品であり、従来は手作業で行っていた機械の稼働状態、停止の時間やその原因、ワーク加工数、アラームの発生状況などのデータ収集をデジタルで一元化している。

    これにより、リアルタイムで機械のさまざまな情報をタブレットやパソコンなどで確認でき、ダウンタイムを大幅に低減、生産プロセスを最適化することが可能となり、工作機械などの設備をネットワークに接続し、暗号化されたインターネット通信経由でマシニングインサイトのウェブサイトにデータを送ることで、手元のタブレットやパソコンでデータを閲覧・確認する仕組みになっている。

    マシニングインサイトにはさまざまなダッシュボード(情報の一覧画面)やレポートが集約されており、代表的なものでは、機械の稼働状態が一目で確認できる。

    「機械稼働率ダッシュボード」画面では、加工現場の作業がリアルタイムで可視化され、製造上の出来事や中断が強調表示されるなど、設備稼働率、生産状況、生産性および資産状況がモニターでき、容易に管理できるほか、ワークに関する情報を確認できる「パートアナリシス(ワーク分析)」画面、工具の使用状況が確認できる「ツールインスタンス」画面などがある。

    利用できる機能やレポートの内容別に3種類のパッケージ(シルバー/ゴールド/プラチナ)を用意し、ユーザーのニーズに応じた選択が可能となっている。

  • news-超硬コーティングドリル「ストライクドリル」新発売 ダイジェット工業

    超硬コーティングドリル「ストライクドリル」新発売 ダイジェット工業

    ダイジェット工業(本社=大阪市平野区、生悦住歩社長)は、EZシリーズの新製品となる超硬コーティングソリッドドリル『ストライクドリル』(EZN形)の販売を開始した。

    穴あけ加工における高能率、高精度の要求に応え、EZシリーズの新製品となるストライクドリルは、幅広い被削材に対応し、長寿命、 高能率、高精度な穴あけ加工が実現できる。主な特長は次のとおり。

    ①求心性と切削抵抗低減を可能とした新シンニング形状の開発により、工作物への食い付き時から加工穴底部まで安定した切りくずが排出され、正確な位置に、拡大代の少ない高精度な穴あけ加工を可能とした。

    ②剛性とバニシング作用を持たせた新マージン形状により、加工時の摩擦抵抗の抑制と切削抵抗を低減させ、穴の表面粗さとドリル寿命を向上できる。EZN5D形はダブルマージン形状とし、深穴加工時の直進性向上で、精度の高い穴加工を可能とした。

    ③耐溶着性、低摩擦係数に優れた平滑処理技術で、切りくずの溶着や切りくず排出性を向上させ、バリや切りくず詰まりによる折損を抑制できる。

    ④微粒子系超硬合金と耐熱性・耐酸化性に優れた独自のコーティング被膜 「バリューコート」を採用、一般鋼からプリハードン鋼、ステンレス鋼などの難削材まで幅広い被削材に対応し、高速加工で高精度・長寿命が実現できる。

    主用途は、炭素鋼、合金鋼、プリハードン鋼、ねずみ鋳鉄、ダクタイル鋳鉄、ステンレス鋼等の穴あけ加工用。

    型番・サイズは、EZN2D形(2Dタイプ、クーラント穴なし、有効加工深さ:2×Dc)=Φ1~Φ14/

    EZN4D形(4Dタイプ、クーラント穴なし、有効加工深さ:4×Dc)=Φ3~Φ14/

    EZN3D形(3Dタイプ、クーラント穴付き、有効加工深さ:3×Dc)=Φ3~Φ16/

    EZN5D形(5Dタイプ、クーラント穴付き、有効加工深さ:5×Dc)=Φ3~Φ16。(※EZN5Dは8月2日発売)。

  • ユーザー通信232号7面  決算発表 ダイジェット工業

    決算発表 ダイジェット工業

    海外第4半期売上高はコロナ影響前水準まで回復、海外売上高比率は47%に上昇

    大幅な減収・減益も

    「MC用工具として認知されるブランド目指す」

    代理店・特約店との関係・連携を「コロナ禍だからこそ」強化へ

    ダイジェット工業は5月13日、2021年3月期(第95期)の決算発表を行い、同日午後にはシェラトン都ホテル大阪(天王寺区)にて、感染症対策を十分にとった上で、国内営業部 福井正徳部長らが決算説明会に臨み、大幅な減収・減益となった概要を説明した。

    上半期は新型コロナウイルス感染拡大により主要顧客である自動車・航空機産業からの受注が大きく落ち込んだが、20年8月を底に、以降、国内外の自動車産業向けを主に回復傾向となり、昨年11月に修正公表した業績予想よりは売上高では若干プラスとなったものの、累積赤字を埋めるまでには至らず、各利益面で赤字となる経営成績となった。

    連結売上高は前期同期比21・6%減の70億9200万円。うち、国内が同28・7%減の37億3700万円、海外向けが同11・9%減の33億5400万円。

    国内に比べれば減少幅が少なかった海外は、中国市場がいち早く持ち直し牽引、海外の第4四半期(21年1~3月)は新型コロナ影響前の水準まで回復した一因を、「切削工具標準規格品の比率が高いこと」と挙げる。

    輸出の地域別では、北米向けが7億4千万円(前年同期比14・0%減)、欧州向けが9億3600万円(同8・0%減)、アジア向けが16億4千万円(同12・5%減)、その他地域向けが3600万円(同29・3%減)となり、この結果、連結売上高に占める輸出比率は、前年同期に比べ5・2ポイント増え、47・3%に上昇した。

    製品別売上高では、超硬素材(焼肌チップ)が6億3300万円(前年同期比28・0%減)、切削工具が54億9700万円(同20・6%減)、塑性加工用工具(耐摩耗工具)が8億6700万円(同29・6%減)となり、占める割合順では、切削工具77・6%、塑性加工用工具12・2%、超硬素材が8・9%となっており、「ここ20年間で切削工具の比率が高まった」と指摘する。

    収益面では、売上高が対前期比で19億5400万円減と大幅減したことに加え、製造原価、売上原価が前期の68・6%から同期は73・9%と5・3ポイント悪化したこと等により、連結営業損失は5億4千万円(前年同期は連結営業利益2億1300万円)、経常損失は5億1900万円(同経常利益2億3600万円)、親会社株主に帰属する当期純損失は6億4300万円(同親会社株主に帰属する当期純利益1億5800万円)の、それぞれ結果となった。

    こういった状況下、営業活動では、新型コロナ感染拡大防止のため特約店会総会、代理店総会等を中止するなか、全国サマーキャンペーン(20年7~9月)および全国ウィンターキャンペーン(21年1~3月)においては、「目標をクリアし、励みになった」と振り返った。

    これら現況をふまえ、今期営業方針は、金型加工用工具のみならず、「マシニングセンタ用工具として認知されるブランドを目指す」をキーワードとする。

    これについてはここ数年、製品リリース等の際にはよく登場しているフレーズだが、認知の現状について福井部長は、「なかなか難しい、商品構成も含め、まだまだ、広げていく伸び代はある」との認識を示した。

    刃先交換用工具、ソリッドドリル、ソリッドエンドミルといった新製品を注目商品、得意商品(売れ筋商品)への育成、ステージアップとともに、新規案件・顧客・市場の開拓活動につとめる。

    加えて、代理店・特約店との関係・連携を「コロナ禍だからこそ、さらなる強化を」として、オンラインによる製品講習会、加工実演など営業DX(デジタルトランスフォーメーション)ツール活用推進を挙げ、さらに5軸、AM(アディティブマニュファクチャリング)向けといった次世代工具にもふれた。

    その上で、22年3月期の連結業績見通しは、売上高92億円、営業利益3億円、経常利益3億円、当期純利益2億4千万円とする。

  • ユーザー通信232号7面 Space BD 永崎将利社長の「宇宙商社語録

    Space BD 永崎将利社長の「宇宙商社語録」

    宇宙ビジネスにはまだ「勝ち筋」がない

    産業とは隙間を埋めていかなければ「面」にはなりません。宇宙産業には多種多様な良い技術が点在しています。様々な方面の人たちと付き合い、その隙間を埋めていくのが商社の役目だと思っています。

    宇宙ビジネスにはまだ「勝ち筋」がありません。宇宙を日本の次期基幹産業にするため、現状の宇宙ビジネスの隙間を埋めていくことで、「Space BDが頼りになるよね」という状態が生まれるのだろうなと思っています。
    (続く)

    【Space BD(東京・日本橋室町)は『宇宙商社』を標榜し、2017年9月の創業以来、「日本発で世界を代表する産業と会社をつくる」ことを目標に掲げ、宇宙の産業化を促進していくためのサービスを展開している】

  • ユーザー通信232号6面 訃報 田中 康造氏 (Joyful喜一HD相談役)

    訃報

    田中 康造氏
    (Joyful喜一HD相談役)

    全機工連会長、大機器協理事長など数々の要職歴任

    Joyful喜一ホールディングス(本社=大阪市西区、田中健一社長)の相談役、田中康造氏が5月10日、80歳にて逝去した。通夜と葬儀は近親者ですでに執り行われ、お別れの会は予定されていない。

    田中康造氏は、喜一工具の創業者であり父親である田中喜一郎氏の後を継ぎ1973年、社長に就任。海外の優れた工具の輸入販売や米国・欧州市場の開拓など積極なに事業展開を図る一方、児玉商事や小川善といった歴史ある機械工具商社の経営を引き継ぎ、グループ化に邁進した。

    また、全日本機械工具商連合会会長(2009~14年)はじめ、大阪機械器具卸商協同組合理事長(06~14年)、大阪西機工会会長(06~13年)、大阪機械卸業団地協同組合理事長(06~14年)など、数々の機械工具業界団体の要職を歴任した。これら業界発展に寄与したことが称えられ、2011年には旭日双光章を受章している。

  • ユーザー通信232号6面 大機器協   通常会員総会開催

    大機器協   通常会員総会開催

    リアルとオンライン併用した行事を積極的に

    メルセデス・ベンツ日本 上野社長講演を9月予定

    大阪機械器具卸商協同組合(大機器協)は5月13日、大阪市中央区のホテル日航大阪を会場に、2年ぶりとなる通常会員総会(第49回)を開き、組合員、メーカー会員ら125名が出席した。

    昨年来、大機器協もコロナ禍の影響を受け、残念ながら数々の行事を中止や順延せざるを得ない状況に追い込まれているが、中山哲也理事長(トラスコ中山社長)はあいさつの中で、「いつまでも延期、延期とはいっておられないので、リアルとオンラインの組み合わせ、併用した行事を積極的に取り入れていきたい」とした上で、目玉企画として、メルセデス・ベンツ日本の上野金太郎社長 兼 CEOを迎えての講演会を、9月16日(木)に東京で予定する旨言及した。

    「タイトルはまだ仮題(「メルセデス・ベンツのこれからのEV戦略」)ながらも、いま急激にEV化が進みつつある中での貴重な聴講」として、50~60人のリアル参加者を予定、オンラインでは申込者全員が視聴できるよう準備中であり、この模様は大機器協にとどまらず、「せっかくの機会なので、全国の全機工連会員向けに配信していきたい。今後のEV化の進展は産業界最大の関心事といえる」と同行事へ大きな期待を寄せた。

    中山理事長は、「息苦しい、制約の多い世の中ではあるが、コロナ禍により、逆に、新しいアイデアや方法が生まれたのではないかと思う。ピンチはアイデアを生み出すチャンスでもある」と締め括ったあと、議長として議案審議を進行、役員改選(理事4名、監事1名交代)など5議案を可決、承認した。

  • ユーザー通信232号5面 サンドビックの「デジタルセルフサービス」

    サンドビックの「デジタルセルフサービス」

    加工への準備時間を短縮し、加工効率を向上するデジタルアプリ

    サンドビック・コロマント(本社=名古屋市名東区、山本雅弘カンパニープレジデント)では、近年、デジタルセルフサービスに注力しており、加工をサポートするさまざまなデジタルセルフサービスツールを提供している。
    デジタルセルフサービスとは、最適な工具や切削条件の選定、チップ摩耗分析など加工に役立つデジタルアプリケーションで、それらを使用することで加工に最適な工具をすばやく検索できたり、工具の干渉をオンラインでチェックしたり、標準品をオンラインでカスタマイズできるなど加工への準備時間を短縮し、加工効率を向上することができる。
    ここでは、数多くあるデジタルセルフサービスツールからいくつかピックアップして紹介する。

    製品情報

    まずは「製品情報」について紹介する。サンドビック・コロマントのウェブサイトには一部特殊品などを除く全製品の情報が掲載されている。1製品毎にウェブページがあり、工具の寸法や最大切込み量、重量などあらゆるパラメーターを確認することができる。
    また、各製品ページには2D、3D図面があり、ダウンロードが可能である。そして、その工具に対する部品や対応するチップの情報は、各製品ページにある「部品」や「対応チップ」のタブをクリックするだけで該当する情報が一発で表示される。従来は、工具に対する部品や対応する製品を調べるためにはカタログをひっぱり出し、該当ページを探していたのに対し、クリック1つで情報を得られるので、非常に便利だという声が多く寄せられているという。

    CoroPlusⓇツールガイド

    次に「CoroPlusⓇツールガイド」は、切削工具の選定作業を簡略化し、加工に最適な工具を短時間で簡単に選定できるソフトウェアである。加工内容、被削材情報、加工の寸法、機械タイプの4つを選択や入力することでその加工に適した推奨工具型番と切削条件や目安の工具寿命を得ることができる。
    機械の種類やカップリングやクーリングなどの仕様も細かく設定が可能で、詳しい設定をすることでより正確な切削条件を得ることが可能となっている。

    オンラインツールアセンブラ

    続いて「オンラインツールアセンブラ」は、オンライン上で工具の組付けができる機能で、組付けた形状や寸法などの確認が可能だ。さらに組図のCADデータもダウンロードできるため、CAMなどで干渉チェックを行うことも可能。また、組付け後の総重量も表示されるため、例えば機械で制限のある際は適応可能かの確認もできる。
    使い方は簡単で、組付けしたい工具のページから「アセンブリを作成」ボタンを押すとオンラインツールアセンブラが立ち上がる。組付けできる工具が自動で選択されるため、そこから選択することで組図ができあがる。

    適合チップチェック

    次は「適合チップチェック」を紹介する。これは現在使用している他社チップと同様のサンドビック・コロマントの代替製品を確認する機能であり、使用しているチップのブランド、加工内容、材種、ブレーカを選択するだけですぐに該当するサンドビック・コロマントのチップを確認できる。

    工具摩耗識別アプリ

    「工具摩耗識別アプリ」は、スマートフォンにマイクロスコープを装着して工具摩耗を写真撮影し、画像データベースの摩耗タイプと比較することができるアプリだ。比較することで摩耗の種類を特定し、原因・対策を確認することができる。

    Ifindアプリ

    最後に「Ifindアプリ」は、サンドビック・コロマントのデジタル機能にクイックアクセスできるアプリだ。ここまで紹介したデジタルセルフサービスツール機能にもこのIfindアプリから簡単にアクセスできるほか、加工動画が集約されているYouTubeにもアクセスし、技術記事なども閲覧することができる。
    また、Ifindアプリにしか備わっていない機能として、製品バーコードのスキャン機能がある。工具のパッケージに記載された製品バーコードをIfindアプリからスキャンすることで、製品ページに瞬時にアクセスできる。例えば現場で部品情報などを見たい場合に便利に使用できる。
    サンドビック・コロマントでは、今回紹介した機能以外にも、加工準備時間の短縮に役立つさまざまなデジタルセルフサービスツールを提供している。

  • ユーザー通信232号4面 「DIAEDGE特約店会」を初リモート開催   三菱マテリアル

    「DIAEDGE特約店会」を初リモート開催 三菱マテリアル

    今年度は2017年レベルの売上計画、V字回復目指す(田中加工事業カンパニープレジデント)

    マーケティング機能強化とデジタル機能活用に注力

    三菱マテリアル(本社=東京都千代田区丸の内)は5月28日、国内流通特約店会「DIAEDGE特約店会」を初となるリモートにて開催した。

    例年はエリアごとに関係者がホテルに一堂に会し開催していた同特約店会は、昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響によりやむを得ず中止としたが、今年は感染症対策を万全にオンラインでの開催とし、全国各地からリモートにて、特約店204社、代理店18社が参加した。

    最初に、三菱マテリアル 執行役常務 田中徹也加工事業カンパニープレジデントが挨拶を兼ね、三菱マテリアルおよび加工事業カンパニーの経営方針や現状について、概ね、次のように説明した。

    戦略市場でのトップ3サプライヤーになることを目標とし、そのための長期戦略としては、クリーンなものづくりの推進、先端技術を活用した高効率製品の提供、高機能粉末事業の展開を掲げる。

    2022年中期経営戦略については、超硬リサイクルの拡大と再生可能エネルギーの活用、高効率工具とデジタルソリューションの提供、スマートファクトリー化と物流・供給の効率化、電池市場向け高機能粉末事業の拡大を具体的施策とし、22年度末に、これら戦略市場の攻略に向けデジタル市場を活用し、競争力あるグローバルな事業基盤の構築を到達目標とする。

    その重点施策は、顧客課題解決へつながる新技術の活用と新サービスの展開・拡大、グローバル供給体制・機能の充実化であり、競争力あるグローバルな事業基盤の構築をもとに、戦略市場の攻略に取り組んでいく。

    特にマーケティング機能の強化およびデジタル機能を活用した技術診断とシミュレーションについて注力する。

    超硬事業の売上高推移は、2017年を基準とした指数で、近年では18年がピークであった。19年には米中貿易戦争の影響を受け減少、その後20年は周知のとおり新型コロナウイルス感染拡大の影響で大きく落ち込んでいる。

    今年度についてはコロナ禍以前の水準を上回るレベルの販売を計画、V字回復となるよう取り組んでいく。また、30年度における長期計画では昨年売り上げの約倍増を目指す目標を掲げる。

    産業別売上高伸び率では、自動車、航空宇宙、医療の3分野において、いずれも昨年度は大きく販売は減少しているが、中でも航空宇宙の需要が減少した。

    タングステンリサイクル率は約42%、国内の超硬スクラップの回収推移は順調に増えている。

    新製品紹介では、ミーリング加工用コーテッド超硬材種『MV1020』をピックアップし、農業用機械部品を被削材とするユーザーでの加工事例を示しながら、「全ての領域とはいわないまでも、ハマると凄い性能を発揮する」と拡販を促した。

    インサートの受注は、18年をピークとして以降、右肩下がりとなっており、20年下期は生産能力を上回り急激に受注が回復したことで、一部の製品に欠品、納期遅延の状況が生まれた。21年通期で人的補充、設備投資も含めて従来以上の生産能力を確保、増強し、安心した製品供給を図る。

    続いて、20年度の年間表彰店の発表に先立ち、プレゼンターの金子善昭営業本部長は、世界の景気動向についてふれ、経済回復、企業活動が堅調に進む中国、米国に比べ、「世界から見ても日本は回復が遅れている中、切削工具メーカーにとって最大の需要先である自動車産業は、昨年4・5月あたりを底に、世界生産で見ても急激に回復を遂げている。

    今年度中に19年ピーク時のレベルにまで戻るのは難しい状況だが、現状の予測では、かなりのレベルまでキャッチアップできるのではないか」と期待を示し、「半導体不足に係る懸念もあるものの、いずれにせよ、自動車産業が回復基調にあるのは非常に心強い」と挨拶し、表彰へ移った。

    表彰は、DIAEDGEパートナーオブザイヤー賞、同フロンティアスピリット賞、同チャレンジングスピリット賞、同リサイクル賞の計4部門で行われ、3部門で受賞した新栄商会(愛知)がリモート画面を介し、代表表彰された。

    これを受け、新栄商会の時津達也社長は、「名古屋においても緊急事態宣言が発令中であり、日頃の営業活動に様々な制限、制約がかかっている状況下でも最大限の成果を出せるよう、三菱DIAEDGE製品のさらなる拡販に努めていく」と話し、受賞挨拶とした。

    最後に、三菱マテリアル 加工事業カンパニー 営業本部 国内営業統括部の木田喜久部長が21年度活動方針を説明した。

    木田部長はまず昨年度を、コロナ感染影響による広範囲かつ長期にわたる行動制限により営業活動にも多大な影響が出たこと、大手ユーザーの投資激減の影響により、流通、直需ともに10~20%の販売減となったこと、そして下期以降の需要回復局面で生産の立ち遅れがあり、主にインサートの欠品が発生してしまったことを挙げ、振り返った。

    その上で今年度は、「お客様方、社員の安全・健康を最優先に行動する」を大前提に、昨年は十分に取り組めなかったサマーキャンペーンなど充実した内容での拡販セールの展開、エリアのプロフェッショナルとして特約店・代理店・メーカー三位一体での取り組み、そして「製造と協働し、欠品の早期解消に努める」と言及。さらに、加工技術センターでの「リモート立合い試験」「切削アカデミーオンライン」等の紹介、今年度発売品・発売予定品等に関し語った。

  • ユーザー通信232号3面 日本機械工具工業会  定時総会開催

     

    日本機械工具工業会  定時総会開催

    退任あいさつで石川前会長がWCTCへの思い語り、業界団体の存在意義問う

    新会長に田中徹也氏(三菱マテリアル)

    6月4日、日本機械工具工業会(以下、JTA)の第7回定時総会が、会場参加(アーバンネット大手町ビル 東京會館)とオンライン視聴併用で開催され、正会員および賛助会員、関係者ら総勢159名(申込時点)が出席、参加した。

    議案審議では役員改選期にあたり、新役員選出のあと、正・副会長の承認に関し、新会長に田中徹也氏(三菱マテリアル 執行役常務加工事業カンパニープレジデント)、新副会長に北山恭氏(不二越 取締役工具事業部長)、佐橋稔之氏(住友電気工業 常務執行役員)、山本誠司氏(サンアロイ 代表取締役社長)、寺島誠人氏(東鋼 代表取締役社長)が選出され、それぞれ就任した。

    続いて、令和3年度の『生悦住賞』は田中義一氏(元鈴木工機)と村上次郎氏(マコトロイ)が受賞。

    同『新庄(陰徳の士)賞』は桑本一彦氏(アライドマテリアル)はじめ13社13名が受賞。

    また、令和3年度当初生産額見通しを前年同期比113・6%(13・6%増)の4194億8100万円とする旨、さらに、総務、技術、環境、国際の各委員会からの報告事項が続いた。

    □  □  □

    2年間の任期を終えた石川則男前会長(オーエスジー代表取締役会長 兼 CEO)による退任あいさつの内容を、ここでフォーカスしておきたい。在任中の謝辞を兼ねて、概ね、次のとおり述べた―。

    新型コロナウイルス感染拡大というパンデミックの中で、会長として役立てたか自信はないが、2022年に日本開催が予定されていたWCTC(世界切削工具会議)は誠に残念ながら中止となった。そんな時、世の中にはたくさんの業界団体があるが、度々、業界団体の存在意義とは何なのだろう? と考えることがある。

    我々JTAは、政府からの認可による団体ではなく、経産省を通じて政府にお願い事をするということも、ほとんどないと理解している。

    しかしながら、昨今議題に上がることの多いカーボンニュートラルの話題や、米・トランプ政権時代の貿易問題などを考えれば、いつ何どき、どのようなものが、関税の標的に成り得るということが、ないわけではない。

    そういった場合、個々の会社で対応することは極めて難しく、こういう時こそ、業界団体は、いわば一種の保険のようなものであると割り切って、ということもあろうかと思う。

    そしてその際には、JTAだけでなく周辺の団体とも協力関係を常につくっておくことが、いざという時に必ず役に立つと思う。

    また、ISOはじめ工業規格など様々な規格は、他の地域・国の主導によって、何らかが制定されてしまった後の動きは相当難しい。ということは、日本の団体として一定の影響力は維持しておきたいと願う。

    そういう意味では、WCTCとは、人脈づくり、コミュニケーションづくり、そして我々団体の中のスムーズな意見交換といった大きな機会になる。

    22年にほど近い、近未来での日本開催へ思いを馳せたい。

  • ユーザー通信232号3面 山善  決算短信

    山善  決算短信

    山善(本社=大阪市西区、長尾雄次社長)は5月14日、2021年3月期(75期)の連結決算発表を行った。

    売上高4347億4400万円(前期比7・9%減)、営業利益112億3400万円(同7・1%減)、経常利益112億900万円(同5・8%減)、当期純利益75億7200万円(同6・4%減)。

    事業環境の悪化と営業活動の厳しい制約が続く中、減収減益ながらも今年2月に上方修正した公表計画を売上、利益面ともに上回った。

    また、今期連結業績については、売上高4850億円、営業利益115億円、経常利益115億円と見通す。

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