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  • 連載】ツーリングコンシェルジュ・清水浩の 『工具需要の視点』特別編㊵

    リーマの理論上でのビビり対策とは異なる不等分に「似て非なる形状」の考え

    私が認める不等分刃は【図3】です。1箇所(A-A)はマイクロメータで測定できるように、朱記マーキング(※モノクロ掲載なのでわかりにくいですが)されたドイツ製の現物でした。理論的で実用的な考えで、ドイツの技術者らしいと感心した記憶があります。

    一方、【図4】を不等分として設計製作しているメーカーがありますが、各切れ刃の正面に切れ刃があるので、外径測定は容易です。しかし、対面に切れ刃があり、理論的なビビり対策の本来の考え方とは異なるので、不等分に「似て非なる形状」と考えられます。

    リーマ加工による精度を高めるには、「取り代は可能な限り少なく」、「送り速さは低く」、「リーマの刃数はできるだけ多く」、「比較的低い切削速度」などが常識的な対策になります。この中で、内径寸法は栓ゲージで通り、止まりを確認することが一般的かと思いますが、実は、リーマによる内径は多角形になることが多いのです。

    したがって、栓ゲージや内径マイクロメータ、エアーマイクロメータ、電気マイクロメータ、といった測定工具によって評価が異なるので、事前に測定方法を定める必要があります。作業者によって選択を任すと混乱を起こすので、ワーク検査上の大切なルールです。

    リーマは、前段のように幅広く使用される特殊な工具です。現実な情報を述べ、利用者の考えも踏まえながら、リーマ技術資料として拡充していきます。

    (続く)〈清水浩〉

  • 三菱電機、CFRPエコリサイクルをコラボ提案 

    三菱電機(FAシステム事業本部メカトロ事業推進部=東京都千代田区丸の内)は、5月8~10日までの3日間、大阪・南港のインテックス大阪で開催された「高機能素材Week大阪」にて、「CFRP(炭素繊維強化プラスチック)における新たな未来」をテーマに、4社の共同ブースで「CFRPエコリサイクル」をコラボ提案した。

    共同出展したのは、三菱電機:CFRP切断用3次元レーザー加工機『CVシリーズ』、ミライ化成(本社=長野県千曲市):炭素繊維再生技術など「CFRPリサイクル技術」、放電精密加工研究所(本社=横浜市港北区):直動式デジタルサーボプレス機『ZENFormerシリーズ』、郷製作所(本社=横浜市都筑区):高速・高精度成形技術「温調制御装置GMS」の4社。ブースでは①リサイクル材料(ミライ化成・リサイクル技術)→②成形(放電精密加工研究所・サーボプレス技術、郷製作所・温調制御技術)→③二次加工(三菱電機・レーザ加工技術)までの一貫したシステムを「CFRPエコリサイクル」として提案すると共に、サンプルや動画を活用し、各社の技術・製品の特長を紹介した。

    三菱電機のCFRP用レーザー加工機・CVシリーズは、発振器と増幅器を同一筐体に統合した炭酸ガスレーザー発振器と独自の加工ヘッドを搭載。炭素繊維と樹脂の溶解温度が異なるCFRPの切断に適した急峻なパルス波形と高出力を両立し、切断加工やウォータージェット加工など既存工法の約6倍となる世界最速クラスの加工速度と高品位加工を実現することで、生産性を向上し、CFRP製品の量産化に貢献する最新機種。

    今回のコラボ展示について、三菱電機FAシステム事業本部メカトロ新事業推進グループの有水賢太郎氏は、「当社のレーザー加工機は、材料→成形の次工程である二次加工時に使用する製品。持続可能な社会への取り組みが広がる中、CFRP製造現場でもリサイクル対応へのニーズが高まっている。そこで、日常的に取引関係のある各社と協業し、①リサイクル材料→②成形(サーボプレス+温調制御装置)→③二次加工(レーザー加工機)→④CFRP製品までの工程を、CFRPの高精度・高生産・低コストを実現する『サーキュラリティ』エコサイクルとして、出展・提案した」と説明。全体のリサイクル工程のほか、構成する各社の技術・製品や実績なども紹介した。


    ▲「高機能素材Week大阪」での三菱電機ブースのようす

     

  • 【連載】ツーリングコンシェルジュ・清水浩の『工具需要の視点』特別編㊴  内径安定性、面粗さ、真円度の確保が難しい工具「リーマ」

    昨今、自動車メーカーの品質問題がクローズアップされたこともあり、本連載では一昨年9月から前号(今年4月)までの間は、工具に起因する「品質問題」について述べてきましたが、今回よりあらためて、切削工具の種別解説に戻り、リーマについて説明していきます。

    JIS工具規格には多くの切削工具類の技術的記述があり、私もこれらを通して設計に携わったことは、これまでの述懐通りです。JISには、ドリルやフライス、さらにバイトについては概略図を用いて詳細に説明されていますが、内径専用のリーマはほとんど説明されていません。ただし、JISB4401~B4413は、各種リーマの名称が紹介されていますので通読いただければと思います。

    内径加工に対して高精度を得る工具は、リーマ、ボーリング、研削、バニシング工具、スパロールなど、多くの工法がありますが、リーマが最も身近な工具ですのでユーザーによっては貴重かと思います。最も基本的な形状の概略をスケッチ(※図1)にて添付しました。リーマはドリルなどであらかじめ前加工された穴に追加工して、加工公差H8、面粗さはRa1(4S)程度、さらに真円度ゼロを確保する切削工具です。リーマの技術資料ではRa0.8、3.2Sと著す例がありますが、内径の安定度、面粗さ、真円度のいずれも確保することはとても難しい工具です。

    リーマはφD(外径)によって4・6・8枚刃の分刃が基本ですが、設計者の意図により増減が可能です。切れ刃ピッチが図1のような一定角ではない不等分刃(※図2、ただし事例)を論文や工具メーカーの情報から知る機会がありました。不等分刃の考えは、切削中に一枚の刃が切削抵抗によりビビリ(微少振動)が発生した場合に、前方の同一線上に切れ刃が存在すると、その刃にも振動が伝わるので少しでもずらすことが、不等分刃の原理であると専門誌にも紹介されています。しかし前方の同一線から刃がわずかでもずれると、マイクロメーターでは外径が正しく測定できません。(続く)〈清水浩〉

  • ダイジェット工業 オール超硬シャンクアーバ『頑固一徹』をラインナップ拡張

    ダイジェット工業(本社=大阪市平野区、生悦住歩社長)は、モジュラーヘッド用オール超硬シャンクアーバ『頑固一徹』(MSN 形)のラインナップを拡張した。

    大好評を得ている『頑固一徹』を、より突き出しの長い加工にも使用したいとの声を受け、これに応える形でラインナップを拡張。全長が長くなったことにより、より突き出しの長い加工でも使用可能となり、従来の最大全長は360㎜であったが、380㎜へと拡大。首下長さの最大は295㎜から315㎜へと拡大した。

    サイズ・価格は、【 頑固一徹 エンドミルシャンクタイプ 】形番:MSN-M6-120-S10C / ※MSN-M6-170-S10C
    MSN-M6-120-S12C / ※MSN-M6-170-S12C、MSN-M12-70-S25C / MSN-M12-255-S25C、MSN-M16-315-S32C ( 計 7 形番 )( ※は受注生産品 )。標準価格:59,570 円~230,960 円(税抜き)【 頑固一徹 ストレートアーバタイプ】形番:MSN-M6-167S-S10C / ※MSN-M6-220S-S10C、MSN-M6-170S-S12C / ※MSN-M6-220S-S12C、MSN-M8-217S-S15C / MSN-M8-220S-S16C、MSN-M10-270S-S18C / MSN-M10-270S-S20C、MSN-M12-320S-S25C / MSN-M16-380S-S28C、MSN-M16-380S-S32C ( 計 11 形番 )( ※は受注生産品 )。標準価格:58,370 円~230,960 円(税抜き)。

  • ダイジェット工業 金型加工用刃先交換式ドリル「M12 下穴加工用 TA ドリル」新発売

    ダイジェット工業(本社=大阪市平野区、生悦住歩社長)は、金型加工用刃先交換式ドリル『M12 下穴加工用 TA ドリル』(TTD 形)本体およびインサートの販売を開始した。

    プレス金型において M12 固定ボルトが多く使用されているが、その箇所にはすぐそばに干渉物があることも多く、それらを避けて加工するために MT シャンクのドリルが多用されている。しかしながら MT シャンクのドリルはハイスドリルしか選択肢がなく、能率向上の手段が限られていた。そこで MT シャンクハイスドリルの超硬化による高能率化に寄与すべく、ダイジェット工業では、同製品の開発に取り組んだ。

    主な特長は、次のとおり。①穴あけ箇所に干渉物があり、突き出しを長くせざるを得ないM12の下穴加工をノンステップで一発加工可能②従来のハイスドリルでの加工では必要であったセンタ穴加工やステップ加工が不要となり、加工工程の削減、加工の高能率化が図ることができる。主用途は、鋳鉄、ダクタイル鋳鉄加工専用。

    サイズ・価格は、【M12 下穴加工用 TA ドリル 本体】形番・標準価格:TTD1000MT1 (MT シャンク) 61,400 円(税抜き)、TTD1000S12 (ストレートシャンク) 31,000 円(税抜き)【M12 下穴加工用 TA ドリル インサート】形番・サイズ:TTD 形・・・φ10.2、φ10.3、φ10.4(3 形番)、標準価格:7,200 円(税抜き)。

  • 山善グループ入社式 、岸田社長訓示「皆さん方の成長には責任がある」

    山善(本社=大阪市西区)は4月1日、山善第3ビル3で「2024年度山善グループ入社式」を執り行った。

    今年迎えた新入社員は総勢85人(男性58人、女性27人)。全員で国歌斉唱、山善グループ経営スローガン・自主自律の考動指針を唱和した後、岸田貢司社長は訓辞で、冒頭に「皆さん方は学生生活の中では、おそらく、その半分くらいが、コロナ禍という人類の歴史に刻まれる大変な困難に直面し、いろいろな行動制限があったと思う。これから山善グループでより一層、出会い、触れ合い、学んで下さい。私は全身全霊をかけて、皆さん方とともに進んでいきたいと思っている」と話し、「皆さん方は、これからいろんな経験を積み重ねて下さい。自身の可能性を大切に、向上心を持って自己研鑽していただきたい」とした上で、「『皆さん方の成長には、大きな責任がある』ということを、声を大にしていいたい。なぜかといえば、世の中がそうなってしまったからである。私たちは前に向かって進み、成長を遂げていくからです」を入社式にあたっての「大事なお願い」として強調した。

    さらに、岸田社長は、自身が入社した41年前と現在とでは、状況が全く状況が異なるにふれ、様々なビジネスが国内に留まらず海外も含めて展開し、テクノロジー、イノベーション、スピードも速くなっていると指摘。「41年間働いた自分にとっても、この先どのように我々は進んでいくべきなのか、何処へこの会社を持って行き、どういったマーケットに、どんな手法で、どうやっていくのか、ということを日々考えながら仕事をしているが、皆さん方のような若くて、柔軟性があって、全く違う発想で、この会社のビジネスを考えていただきたい。そのようなセンスを求めている。だから早く成長していただきたい」と続けた。

    また、そのためには、「『個の力』を磨いていただきたい。個の力を信じて、早く『プロフェッショナルになる』。この二つの条件をスピードアップし、そして、一番大きな責任である成長に繋げて下さい」とし、商社でありながらエンジニアリング機能も身につけ、あるいは様々なネットビジネスを通じて一般消費者ともつながるなど、多様なビジネスを展開する中、「今後進めていくためには『可能性を追求する』こそが大切である。新入社員の皆さんは可能性が最大の財産であり、商社である山善は人が最大の財産である。山善がこれまで成長してきた大きな原動力は、最も大切な資本である人の力である。皆さん方の発想、パワー、遠慮の無い意見が欲しい。」と説いた。

    最後に、岸田社長は「私の好きな言葉である『進取果敢』の気持ちで、当社は皆さん方とともに進んでいく。国内と海外、消費財と生産財含めて、我々の会社は進んでいく。より高く、より早く、より遠くへ飛んでいく。それが山善グループである。皆さん方の活躍を心から期待している。進取果敢のスタイルで、共に未来を切拓いていこう」と激励した。

    続いて、辞令交付・社章授与の後、新入社員を代表して前田倫秀さんが、「私たちは相手を思いやる心を大切に、日々成長に繋げていく覚悟です。挑戦と行動を続け、山善の成長と発展に繋げていくことを誓います」と誓いの言葉を力強く述べた。次に、社員会を代表して機械事業部海外機械部営業推進二課リーダーの高来宗治副会長から歓迎の言葉があり、閉会した。なお、新入社員はこの後、導入研修(4月1日~5日)、本社研修(4月8日~26日)、フォロー研修(4月30日~5月2日)を経て、5月7日から大阪本社および各事業所他での配属先研修に臨むことになる。

      
    ▲「向上心をもって自己研鑽を」と岸田社長   ▲85人が入社。この後5月2日まで3段階の研修に臨んだ。
  • DMG森精機 入社式 社長訓示 「将来どうなっていきたいかを常に考えよう」

    新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。これから皆さんとともに働き、一緒に成長していけることを嬉しく思います。
    皆さんは、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて通学ができないなど、不安な時期もあったと思います。一方で、オンライン授業などでデジタルに親しんだり、自身について深く考え試行錯誤を続けたことは貴重な
    体験になったと思います。製造業においても、従来三現主義(現場・現物・現実)で現場志向が強かったですが、これを契機に、一層デジタル化が促進され、生産性が向上しました。

    当社は、DXを用いて工程集約、自動化を促進し、グリーン・トランスフォーメーション(GX)を実現することを マシニング・トランスフォーメーション(MX)と位置付け、世界中のお客様の生産性向上、サステナブルな社会の実現に貢献しています。高精度な機械を作り、場所・中間在庫等の無駄を削減し生産性向上を追求する工作機械産業は、頑張れば頑張るほど世の中のためになる産業です。さらに、工作機械の鋳物を再活用する工作機械の製品ライフサイクル全体を通したサーキュラーエコノミーへの取り組みを進めています。

    工作機械は長年お客様にご使用をいただくため、製品を出荷して終わりではありません。当社はグローバルで直販・直サービスをしており、納品後も直接お客様の様々な情報をお聞きして対応することで、より良い製品が開発できるようになります。また、社会やお客様のニーズの変化とともに、10年おきに大きな技術革新が起こります。当社は1948年に創業以来コツコツとやってきて、技術のブレイクスルーに対応した製品・技術を開発してきました。新しい技術が出てきたときはチャンスと捉えて楽しむことが重要です。工学部や高等専門学校出身の方は、旋盤で実習を始めたと思いますが、時代に即するためには、最新の工作機械で学習することが重要です。その一環として、奈良女子大学工学部の学生に最新のAM機を用いた講義・実習をサポートしています。

    現在、2023年を初年度とする3ヵ年の「中期経営計画2025」において、当社の数字や技術の方向性などについて決めています。天変地異など予見できないリスクに直面したり、先の見通せない時代と言う人もいますが、いかに生き延びるか、将来どうなっていきたいかを常に考えていきましょう。

    経営理念の一つに「よく遊び、よく学び、よく働く」を掲げています。“よく遊ぶ”ためには、心身共に健康であることと、やりたいからやるという自由な心が重要で、それがクリエイティブでバランスよく仕事をすることにつながります。“よく学び”については、変化し続ける技術や市場環境の過去を知りながら、常に最新の技術を通して学ぶことが大切です。よく遊び、よく学んだ上で、休むときはしっかり休み、生産性を高めて働きましょう。

    当社には全世界で59国籍・約13,000人の社員が働いています。英語を身に付け、ヨーロッパはじめ世界中の仲間と対等にコミュニケーションを取り、サポートしあっていきましょう。技術など仕事面は当然ながら、趣味などプライベートにおいても英語で情報を得ることは、人生の幅を広げることになります。国籍・性別・職種・考え方それぞれでダイバーシティに富む人材に拠ってシナジーを生み出し、多様な業種・地域のお客様に、一層高付加価値な製品を提供していきましょう。仕事を通して人生を豊かなものにし、充実した人生を送ってください。(4月1日、三重県・伊賀事業所にて)

     

  • 【人事】山善 取締役体制

    山善は、2024年6月25日開催予定の定時株主総会にて、次のとおり役員の異動を正式に決定する予定。(敬称略)

    ▽長尾雄次 取締役会長▽岸田貢司 代表取締役社長 最高経営責任者(CEO) 兼 営業本部長▽佐々木公久 代表取締役 国内営業管掌 兼 東京支社長▽山添正道 取締役 最高財務責任者(CFO) 兼 経営管理本部長▽中山尚律 取締役 家庭機器事業部長▽隅田博彦 社外取締役▽江口あつみ〔新任〕 社外取締役▽村井諭 取締役常勤監査等委員▽津田佳典 社外取締役監査等委員▽中務尚子 社外取締役監査等委員。

  • 三菱電機と米国Nozomi Networks Inc.が協業契約を締結

    三菱電機(本社=東京都千代田区)は、Nozomi Networks Inc.(本社=米・カリフォルニア州、CEO:Edgard Capdevielle/以下、Nozomi)と両社の OT(Operational Technology:制御運用技術)セキュリティー事業の持続的拡大を目指し、長期的な協力関係構築に向けた技術開発およびマーケティングの協業契約を締結するとともに Nozomi に出資した。

    製造現場や社会インフラの IoT 化・DX 化に伴い、現場設備やシステムがインターネットを含むネットワークに接続されるようになり、IT セキュリティー対策だけでなく OT セキュリティー対策の重要性が増している。OT セキュリティーにおいては、システムがシーケンサやロボットなどの多種多様な制御機器で構成されているため全体の把握が難しいこと、データの盗聴・漏洩対策に加えてシステムの連続稼働が重視されることから、IT セキュリティーのような一律の対
    策適用や異常検出時のシステム停止・切り離しが容易にできない難しさがある。

    そんな中、三菱電機は、産業の DX 化を推進するとともに現場設備・システムをサイバー攻撃から守るため「ワンストップ OT セキュリティーソリューション」を提供しており、金融業界をはじめとする各分野向けで培ってきた IT セキュリティー技術と、製造業をはじめとした制御機器/システム事業で長年培った知見を融合し、アセスメント・コンサルティングから対策および監視・分析サービスまでを一貫して提供している。また、Nozomi は米国の OT セキュリティーベンダーで、電力・鉄道などの社会インフラや自動車などの製造業を中心に幅広い顧客に OT セキュリティーソリューションを提供しており、システムの稼働を妨げることなく、機器構成や機器間の通信を明らかにするネットワーク可視化技術や、通信を監視し異常な通信を検出する侵入検知技術により、欧米・日本を含むグローバルで高いプレゼンスを有しています。

    今回の協業契約の締結により、三菱電機が提供する FA 機器・OT セキュリティーソリューションと、Nozomi が提供する OT ネットワークの可視化・侵入検知技術とを連携させ、より高いシステムの安全性と連続稼働を両立した OT セキュリティーソリューションを創出する。また、TXOne 社(2023 年 12 月協業締結)、Dispel 社(2024 年 2 月協業締結)の製品・技術と合わせ、可視化/侵入検知、ネットワーク防御からリモートアクセスまでに至る包括的な OTセキュリティー対策を実現する。三菱電機は、 DX 化の前提となる安全な OT データの利用環境を提供することにより、「設計・立上げ」から「製造」、「運用・保守」までの「ものづくりデータ」を活用したデジタルマニュファクチャリングを実現し、循環型 デジタル・エンジニアリング事業を強化していく。

    三菱電機の加賀邦彦専務執行役(インダストリー・モビリティ BAO)は、「当社事業の DX 化推進には OT セキュリティーが必須要素と考えている。当社が製造業・社会インフラ・ビルオートメーションで培った制御技術と、情報システム事業で培ったセキュリティー技術および Nozomi の可視化・侵入検知技術とを組み合わせることで安全な OT 環境を実現し、社会のデータ活用を促進できると確信している。三菱電機は今後もグループ内外の知見の融合と共創により循環型デジタル・エンジニアリング企業に変革し、安心・安全でサステナブルな社会づくりに貢献していく」と述べた。また、NozomiのEdgard Capdevielle CEOは、「三菱電機と Nozomi Networks は、どのように OT データを分析すれば OT セキュリティー対策を劇的に向上できるかというビジョンを共有しています。現在のセキュリティー脅威と経済状況では、世界中の事業者がますますそれを必要としています。私たちは、三菱電機とそのイノベーションリーダーのチームとパートナーシップを結び、彼らの投資を受けたことを誇りに思っている。産業および重要インフラ環境に簡単にスケーリングできる先進的なサイバーセキュリティーソリューションを一緒に提供していく」とコメントしている。


    ▲協業イメージ。システムの安全性と連続稼働を両立した OT セキュリティーソリューションを創出
  • ミツトヨがiF DESIGN AWARD初受賞

    ミツトヨ(本社=川崎市高津区、沼田恵明社長)の「高精度高さ測定機 リニヤハイト LH-600FG」が、世界的に知名度の高いドイツの iF DESIGN AWARD2024(主催:iF International Forum Design GmbH)を受賞した。ミツトヨの iF DESIGN AWARD 受賞は初めてとなる。

    受賞にあたっては、直感的な操作と抜群の使いやすさを持った、クラス最高精度の指示精度±(1.1+0.6L/600)μm を実現した高さ測定機 LH-600FG の、ノギスなどの測定工具と三次元測定機などの測定機器との間の測定ソリューションをカバーし、様々な生産現場で精密部品の正確な測定を可能にする、といった操作性・機能性が特に高く評価を受けた。

    なお、iF DESIGN AWARD とは、1954 年以来世界的に最も知名度が高く、国際的に権威のあるドイツのデザイン賞で
    あり、iF デザインのロゴは優れたデザインの証として広く認知されている。今年は 72 か国・地域から11,000 件もの応募があり、その中から約 3 割の商品が受賞を勝ち取りました。すべての受賞デザインは https://ifdesign.com にて公開されている。


    ▲受賞した「高精度高さ測定機リニヤハイト LH-600FG」
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