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  • news-【新製品・新技術コレクション タンガロイ特集①】

    小径直角肩削りカッタ『TungForce-Rec』を拡充

    タンガロイ(本社=福島県いわき市好間工業団地、木下聡社長)は、刃先交換式直角肩削りカッタ『TungForce-Rec』(タング・フォース・レック)にコーナR0インサートおよび小径モジュラヘッドを拡充し、販売を開始した。
    TungForce-Recは、V字形状をインサート底面に採用した高いクランプ剛性を備えた直角肩削りカッタで、直角肩加工や溝加工だけでなく、彫り込み加工・三次元加工などで高い評価を得ている。
    これまで、隅R0を必要とする直角肩加工や溝加工は、ソリッドエンドミルでしか成し得なかったが、TungForce-Recの汎用MJ形およびアルミ合金用AJ形にコーナR0インサートを拡充することにより、低抵抗かつ高能率に様々な加工形態に対応可能となった。
    また、小物部品を加工する自動盤加工において、耐びびり性向上のために短い突出し長さが求められており、干渉防止および高剛性を実現する小径モジュラヘッドの拡充により、これまでより短い突出し長さを実現でき、寿命と加工安定性を向上。より幅広い加工に使用可能となった。

     

    『DuoJust-Cut』に最大突切り径インサート拡充

    タンガロイは、自動盤対応突切り工具『DuoJust-Cut』(デュオ・ジャスト・カット)に、最大突切り径20mm用インサート『JXPG20R/L形』を拡充し、販売を開始した。
    DuoJust-Cutは、独創的な高剛性クランプ方式によりインサートのクランプ剛性に優れ、安定した突切り加工を実現し、多くのユーザーから好評を得ており、すでに発売済みの最大突切り径6mm・12mm・16mm用インサートに加え、最大突切り径20mm用インサートを拡充した。
    自動盤用新PVDコーティング「SH725」を採用し長寿命を実現するDuoJust-Cut は、1種類のホルダに突切り径に合わせた4種類のインサートを取り付けが可能で、突出し量を最適にすることで、安定加工と高能率加工を実現する。また、サブスピンドル対応突切りホルダも設定しているため、さまざまな加工形態に対応できる。
    さらに、ホースレス配管によるダイレクト給油を可能にした「DirectTungJet」システム対応ホルダも設定するなど、今回の拡充により、より安定した突切り加工と高能率加工に寄与する。

     

    『TungCut』の軟鋼用新ブレーカ・材種を拡充

    タンガロイは、多機能溝入れ加工用工具『TungCut』(タング・カット)に、軟鋼用ブレーカ「DGL形」および鋳物加工用CVD材種「T515」と汎用PVD材種「AH7025」を拡充し、販売を開始した。
    TungCutは、独自のインサートクランプ方式により、インサートのクランプ剛性が高く、安定した長寿命を提供する。
    また、小物加工から一般加工まで幅広くカバーし、あらゆる溝入れ加工に対応する。
    2コーナ仕様の新ブレーカ DGL形は、特徴的なブレーカ仕様により、低炭素鋼や軟鋼で安定した切りくず処理性が得られ、軟鋼の実加工で発生しやすい切りくずトラブルを解消する。
    溝入れや突切り加工で評価を得ている「DTE形」には、鋳物の高速加工でも安定した性能が得られるCVD材種 T515を、多様な被削材で安定した長寿命、高能率加工が得られるPVD材種AH7025を拡充した。
    さらに、溝入れや横送り加工で優れた切りくず処理性が得られる多機能溝入れインサート 「DTM形」には、市場で多く使用されている3mm幅を追加設定した。

     

    『TetraMini-Cut』に高能率加工用ブレーカを拡充

    タンガロイは、4コーナ溝入れ加工用工具『TetraMini-Cut』(テトラ・ミニ・カット)に、高能率加工用ブレーカ「TCS18形」を拡充し、販売を開始した。
    TetraMini-Cutは、小型かつ4コーナ仕様で経済性に優れ、独自の高剛性クランプシステムを採用し、高い刃先位置安定性により優れた加工精度、安定寿命を実現する。
    新ブレーカ TCS18形は、特長的なブレーカにより低抵抗で優れた切りくず処理性が得られ、安定した高能率加工を実現する。
    溝入れ専用新材種 「AH7025」は、コーティングに高硬度かつ密着性に優れる高Al含有積層被膜を採用し、耐摩耗性と耐欠損性を高次元で両立、安定した加工および高能率加工を実現する。
    さらに、好評を得ている研削タイプ「TCG/TCP18形」と合わせ豊富なインサートのラインナップにより、幅広い選択肢からの選ぶことが可能。
    適用被削材は鋼、合金鋼、ステンレス鋼まで幅広くカバー。一般旋削加工から自動旋盤加工まで多岐にわたる切削領域に対応し、ユーザーの生産性向上に貢献する。

     

    小径高送りカッタ『TungForce-Feed』発売

    タンガロイは、刃先交換式小径高送りカッタ『TungForce- Feed』(タング・フォース・フィード)の販売を開始した。
    TungForce-Feedは、インサートの大きなすくい角とポジティブインクリネーションにより、切削抵抗の低減と切りくず処理性を向上させており、多刃設計との効果により、加工能率の大幅な向上が可能となっている。
    また、コーナ部の厚いインサート設計により、インサートの欠損によるボディ損傷を抑制する。加えて、従来の刃先交換式小径工具よりも大きなサイズのインサート締付ねじを採用することで強度が約1.5倍に向上し、ねじの破損を防止することで小径工具でも安定した加工を実現する。
    インサート材種は、新開発のコーティングを採用した鋼・ステンレス加工用の「AH 3225」、鋳鉄・高硬度鋼・難削材加工用の「AH8015」の2種類を設定。カッタボディはシャンクタイプ・モジュラータイプから選択可能で、シャンクタイプは首下長さがショートとロングの2種類を用意。
    工具径はΦ8mmからΦ16mm、最大切込みは0.5mm。

     

     

    刃先交換式サイドカッタのインサートに新材種拡充

    タンガロイは、刃先交換式サイドカッタ 『テック・タンジェンシャル・スロット』(TecTangential Slot)に、インサート「AH3135」材種を順次拡充している。
    テック・タンジェンシャル・スロットの主な特長は次の通り。
    ①高強度な縦インサートにより高い信頼性を実現。
    ②多刃仕様と優れた切りくず排出性を両立し、高能率溝加工が可能。
    ③左右両勝手仕様のインサートは4コーナの使用が可能で経済性が高く、工具管理も容易。
    ④独自の切れ刃形状は、さらい刃も備え、優れた壁面品位を提供。
    今回、インサート材種に、高い耐欠損性を誇る新材種AH3135を追加設定した。
    AH3135材種は、靭性の高い超硬母材と耐欠損性に優れる積層構造を有したコーティング膜を採用し、高い欠損性を持つ母材とコーティングの組み合わせにより、不安定な加工条件でも抜群の安定性を誇り、インサートのチッピングや欠損が起こりやすい加工状況でも安定した長寿命を実現する。全アイテム:12形番。

  • ユーザー通信202号抜粋 『OKK‐MILL F300』製品発表会

    『OKK‐MILL F300』製品発表会

    OKK(本社=兵庫県伊丹市北伊丹、宮島義嗣社長)は11月22日、本社猪名川工場展示室にて、鋼材加工機『OKK-MILL F300』の製品発表会を行い、来場者約80名を3回に分け、座学での製品説明~実機見学が繰り返された。
    F300は、OKKマシンの基盤ともなるベッド形汎用フライス盤のロングセラー「MHシリーズ」のユーザー半数を鋼材加工が占めるなか、「自動化」ニーズの後押しを受け、8年超しの構想で実現したもの。
    2軸仕様で、小物プレート加工用に剛性と切屑の排出性、操作性にこだわった、ワンパスのプレート機として、高剛性省スペース、高剛性主軸と高回転を両立、優れた接近性、素材厚測定装置、主軸電動機仕様により最大トルク876N・mを実現するなどの特長を持つ。
    なお、来年2月に開催される冬のプライベートショーで東西の会場(東京テクニカルセンター、本社猪名川工場)ともに出展を予定している。

  • ユーザー通信202号抜粋 JIMTOF2018ピクトリアル④

    サンドビック

    新たな営業体制(2つのクラスター)を発表

    サンドビック・コロマント・ジャパンは11月1日、新たなセールス組織体制を、「JIMTOF2018 記者会見」の場で発表した。
    日本の営業組織を東西2つのクラスターに分割し、サンドビック・コロマント・ジャパン カンパニーバイスプレジデントとして、西日本セールスクラスターマネージャーには山本雅広氏(写真右から2人目)が、東日本セールスクラスターマネージャーには松本憲幸氏(同最右側)が任命された。
    なお、前任の高屋政一氏(同最左側)は今後、セールスエリアサウス&イーストアジア(SASEA)のEBPプロジェクトリーダーとして、新基幹システムの立ち上げやインフラの整備リーダーとして、新たな職務を担当する。

     

    OKK

    恒例国際パーティーで「身近なIoT」等発信

    OKKは11月2日、JIMTOF会期中恒例の「OKK会国際パーティー」を開き、OKK会会員および海外ディーラーらが参集する中、宮島嗣社長は、高水準を維持するわが国の工作機械の受注推移について、今年上半期においては、日工会統計では全体の受注高のうち外需が約70%であるのに対し、「OKKでは逆に、国内受注比率が65%と、業界全体とは逆転現象である」等とあいさつし、設備投資意欲の高まりと、OKK会会員の健闘を称えた。
    また出展内容については5台の機種はもとより、OKKの「手軽に、身近に導入しやすいIoT」を強調し、周辺支援では、被削材と加工機械の膨張係数の違いを補正し、直線型勾配機能により加工精度を向上する新たな機能を提案した。

  • ユーザー通信202号抜粋 JIMTOF2018ピクトリアル③

    「ワルタージャパンは変わっていく!」

    グローバル・日本ローカルにおける
    ワルターの展開・戦略を発表

    ワルタージャパンは11月2日、ワルターAG社長兼CEOのミルコ・メルロ氏(写真右)と、ワルターアジアパシフィック リージョナルプレジデントのキム・サイデルマン氏(同中央)の来日に合わせ記者会見を開き、グローバル戦略では中堅企業におけるデジタル化にフォーカス等、またアジアパシフィックにおける日本市場は、アジア域内の工場移転も含めポテンシャルは巨大で、成長のキーマケットであり、これまで以上の投資を行う等が語られた。
    これらを受け、ワルタージャパンの今江博之社長(同左)は戦略を説明。今江社長は今年1月の就任以来、全国を巡るなかで、巷間、耳にする声をまとめれば、「10年前にワルタージャパンは発足しているが、日本市場に本気で取り組んでいるの?」と解釈するなか、これを払拭すべく、挙げる施策を大別すれば、「人材の量確保、流通各社とのパートナーシップのさらなる深耕および関係強化、ドイツ本社との交流強化、ストラクチャーのある人材教育」となる。
    今年はすでに営業2名、技術1名を新たに雇用し、この12月にはさらに営業1名を採用し計4名を増員。また、一旦は撤収した東京営業所を2月に再オープンさせるなど、「奇をてらわず、あたり前のことを着実に」とは述べながらも、「売る体制」づくりを着々と進め、「ワルタージャパンは変わっていく!」と指針を掲げつつ、次の、ワルターAG ミーリング工具担当 プロダクトマネージャーのベネディクト・シュピーゲルハルダー氏による、新製品『Xtra-tec XT』の解説へとつないだ。

     

    三井精機工業

    ねじ研削盤の新製品に「待ってました!」感

    創業90周年を迎えた三井精機工業は、工作機械では、大型ワーク加工用の5軸制御立形MC『Vertex100X』、ジグ研削盤の決定版『J350G』、そして、精密ねじ研削盤『GSH 200A』(写真)の新製品・新機軸3機種を出展。なかでも、精密ボールねじ加工で定評のあった従来機(GSE-Aシリーズ)を超える高精度機として初公開されたGSH200Aが存在感を示した。
    担当者曰く、「あまり一般性のある機械ではないが」と前置きしつつ、「久々のフルモデルチェンジに対して、かなりの『待ってました!』感がうかがえた。台湾からのボールねじメーカーなど、同じ会社から数十人が何度も繰り返し訪れる姿が目立った」と来場者の傾向を挙げた。

  • ユーザー通信202号抜粋 日本アイ・ティ・エフ 年末恒例「コーティングセミナー」に100名参集  

    年末恒例「コーティングセミナー」に100名参集

    芝原和人社長のあいさつ

    今季売上高40億円狙う

    「その先を見据え、4つのテーマに挑戦中」(芝原和人社長)

    住友電気工業のコーティング技術と日新電機のイオンプラズマ技術・コーティング装置技術を融合した、セラミック・コーティング受託加工のリーディングカンパニー、日本アイ・ティ・エフ(本社=京都市南区久世殿城町/以下、ITF)は11月16日、大阪市北区の梅田スカイビルにて、年末恒例の「コーティングセミナー」を開催し、ユーザー、商社ら約100名が参加した。
    今回のテーマは、英文表記では「Catch the Stars of Stars!」と昨年同様だが、今年は「『飛びっきり』を如何でしょう?」と訳しての催しとなった。
    司会の菅沼直敏常務はセミナーに先立ち、国内での酷暑、豪雨、度重なる大型台風の襲来、各地での地震や、米朝対立から雪解け? 米中貿易戦争といった国際情勢など、国内外での今年の情勢にふれたあと、1901年における、「西暦2000年の未来予想」との新聞記事を紹介した。
    それによれば、「東京からニューヨークやロンドンに電話がかけられる」「暑さ、寒さをコントロールする装置ができる」「東京‐神戸間を2時間半で移動できる」「日本人の身長が6尺(約180㎝)になる」などが実際に実現し当たっていること。一方、ハズレているのは、「人間が動物の言葉を理解できるようになる」など、例年どおり、おもしろエピソードを交えながら、あいさつした。
    続いて、芝原和人社長より、「2017年度の売上高は前年より拡大し36億円。今期(18年)の上期は17年度よりも好調に推移するなか、今年度は40億円の売上高を目指してる」と業績報告を兼ねあいさつ。
    また、「さらに先を見据え、挑戦中のテーマ」として、次の4つを挙げた。
    一つめは、「究極のDLCをつくる」。二つめは、大型成膜装置と量産の生産ラインに自動化を組み込み、コスト競争力をつけ、「量産部品で勝ち抜く」。三つめが、大型成膜装置に加え、小型で小回りの利く装置の完成、さらに年内にはDLCで約30μmの成膜が可能な装置も完成予定であることから「装置事業の拡大」。そして四つめが、親会社の日新電機が中国、タイ、インドにコーティング拠点を持っていることから、これらの受託コーティングをさらに拡大する「海外の展開」と続けた。

    レディース限定の「ITF劇場」を初披露

    このあと、芝原社長が述べた内容にも通じる「アイ・ティ・エフ、コーティング今昔物語」と題し、同社執行役員の浅儀典生営業部長がプレゼン。さらにスペシャルゲストとして、住友電工ハードメタル 合金開発部 PVD開発グループの瀬戸山誠主幹による「ちょっと内緒のコーティング話」が特別講演された。
    なお最後は、毎年9月に、主に商社・販売店の女性社員を対象としITFが催す「レディースセミナー」でのみ近年「上演」されている、紙芝居仕立てのプレゼン「ITF劇場」が、初めて年末のセミナーでも披露された。
    菅沼常務の口上では、「リクエストに応じ、その『エッセンス』だけ披露する」というふれこみだったが、実際には、まるまる1話分が上演され、続く懇親会の盛り上がりへ絶好の呼び水となった。

  • ユーザー通信202号抜粋 立花エレテック 上期予算発表

    上期決算発表

    渡邊武雄社長

    2期連続で各利益項目が過去最高を更新

    電機・電子技術商社のリーディングカンパニー、立花エレテック(本社・大阪市西区西本町)は、平成31年3月期第2四半期(平成30年4月1日~9月30日)の連結業績を発表した。
    売上高は902億2400万円(前年同期比8・8%増)、営業利益は32億2700万円(同18・2%増)、経常利益は35億7700万円(同22・8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は24億2700万円(同21・3%増)と、各利益項目は2期連続で過去最高を更新した。
    渡邊武雄社長は、「主たる子会社が全て黒字であり、本体が58億4900万円の増収、営業利益で4億9千万円、経常利益で6億4100万円、当期利益で4億5千万と好業績で推移した」と全体を概観。
    内容については、「依然、FAシステム事業が好調(前年同期比10・0%増、金額では48億円増)、また半導体デバイス事業も好調を維持しており(同5・9%増、同15億3千万円増)、この両事業が大きく牽引し、特にFA事業では、半導体・液晶製造装置関連、自動車関連の設備投資需要を背景に大幅に伸長した」と説明した。

    M2M(機械間通信)ビジネスを強力に推進

    また同社ではAI、IoT時代における製造現場の生産性向上に対する要望に応えるべくグループ各社の技術を結集し、ロボットを含む製造ラインや製造機械を機能的に連動させるM2M(機械間通信)ビジネスを強力に推進している。
    そんななか、今年10月には、アジア最大級のエレクトロニクス・ITの展示会「CERATEC JAPAN」(幕張メッセ)、さらに「工場設備・備品展〔関西 ものづくりワールド〕」(インテックス大阪)と東西の展示会に初出展した。
    渡邊社長は、展示会そのものは非常に好評だったとしたうえで、「大阪では直線的に『いかに販売するか』の展示会、東京ではデジタル社会の近未来に向け『こういうものが必要ですね』という展示会」と色分けし表現。同社の創立100周年にあたる2021年の節目まで、今後もステップアップしながら、出展を継続する意向を明言した。

  • ユーザー通信202号抜粋 JIMTOF2018ピクトリアル②

    オーエスジー

    新製品ネーミングは『トリプルレボリューション』

    オーエスジーは11月2日、兼ねてより一般公募していた「Aブランド」の新製品、高能率3枚刃油穴付き超硬ドリル『ADO-TRS』のネーミング発表を出展ブースのステージにて行った。
    当日は最終選考(総応募数750件)に残った3名がJIMTOFに招かれ参列するなか、ネーミング大賞は、㈱クラタの亀蔦璃沙さん(写真前列右から3人目)の『Triple Revolution(トリプルレボリューション』に決定し、同社から賞金が贈られた。オーエスジーでは、「3枚刃では困難とされる問題を解決し、ドリル界に革命(Revolution)を起こすADO-TRSに相応しい」と採用理由を説明。同製品の発売は来年(2019年)春を予定している。

     

    初の15万人超え動員「JIMTOF2018」IMTOF2018」

    「つながることはバリアではない」を実感

    11月1日のオープニングセレモニーでは、日本工作機械工業会(日工会)の飯村幸生会長(東芝機械会長)が主催者を代表しあいさつ。今回のテーマである「つながる未来、技術の大樹」に添い、日工会の会員メーカーの出展機を「つなぐ」大規模なIoTの企画展示(東7ホール)について、「常日頃、競争しているさまざまなメーカーの機械が、問題なく、互いにつながる様を見れば『つながる』ことは、もうバリアではないと実感できるはず」と強調した。
    なお、過去最多の出展規模(1,085社)により「史上最大」として開催された今回の来場者数は、153,103人(うち海外は12,791人)を数え、当初からの期待どおり、初の15万人超えとなった。特に11月2日(金)が突出した賑わいをみせた。

     

    東芝機械

    東芝機械は横形MCとターニングセンタの新製品、超精密立形加工機を出展するなか、工作機械・射出成形機・ダイカストマシン・押出成形機の工場設備に特化したIoTの紹介に注力。

     

    ヤマシタワークス

    ヤマシタワークスの鏡面仕上げ装置『AERO LAP』(販社・日本スピードショア)は今回、珍しいシルバーボディが登場。ロボットシステムとのコラボによるパフォーマンスの探求が続く。

     

    安田工業

    立型5軸MC4台を出展した安田工業は、2018 SUPER GT500クラス「TEAM MUGEN」を応援しており、今回は新たなブース装飾の一環として、電動レーサーバイク『神電』(SHINDEN)が登場。

     

    ミツトヨ

    ミツトヨは、国内販売・サービスを開始した大型部品計測に最適なレーザトラッカ『Space Tracシリーズ』を特設し、付加価値向上と製品ラインナップ充実のアピールに努めた。

  • ユーザー通信202号抜粋 JIMTOF2018ピクトリアル①

    三菱マテリアル
    275名迎え「2018 JIMTOFツアー」懇親会

     

    三菱マテリアルは、流通代理店・ディーラーの参加企画「2018 JIMTOFツアー」初日の11月4日、275名招待のもと、グランドニッコー東京台場を会場に懇親会を開いた。

    加工事業カンパニープレジデント 中村伸一常務執行役員はオープニングで、上期の状況を「国内販売では業界水準よりやや上回る実績、海外も軒並み堅調に推移」と報告しつつも、「いまメーカーは、つくり負けの状況」との懸念も交えた。

    また、確実な設備投資や今回のJIMTOFでもテーマとなったコネクテッド、デジタライゼーション等のキーワード、世界の政治環境の変化等にも言及し、「安心し、自信を持ってDIAEDGE製品の拡販に尽力願いたい」と場を鼓舞、開宴へといざなった。

     

    DMG森精機
    特設オープンステージでテクニカル記者会見

     

    DMG森精機は会期初日の11月1日、森雅彦社長(写真左)とDMG MORI AGのクリスチャン トーネスCEOが、特設オープンステージでのテクニカル記者会見に臨み、まず、22台の工作機械、300点のワークピース、40名のアプリケーションエンジニアと構成を説明。アプリケーションエンジニアのうち10名は女性であり、「今後はさらに女性エンジニアを増員していく」方針にも言及した。

    また今回は、東8ホールを一棟丸借りでの出展を果たし、「一見、派手な振る舞いと見られそうだが、多種多様な計22台の機械を、6日間で搬入し、据え付けた展示状況で『DMG MORIに1週間与えていただければ、22台・約30億円分の機械工場が完成する』ことを表現した」と強調した。

    メイコーマシン
    「手回し」装置など人気は健在

     

    これまで出展場所が人目につく西ホールのアトリウム(中庭)だったこともあり、「直に触る」ことで評判を得ていたメイコーマシンの製品群。今回は新製品として、手回し仕上げ装置『サラエ丸』の6倍速(写真奥)、Z軸原点設定器『エムマス』のON-OFF切り替えレバー式マグネットタイプ(同手前)を出品し、階上(西4ホール)へとブースは移ったものの、そのニーズ、人気ぶりは健在だった。

     

    源利電磁工業(メカロック)
    『キャンドルフィルター』JIMTOF初出展

     

    濾過精度1μm、自動逆洗装置を備え、超硬合金工具研削盤に最適な『キャンドルフィルター』がJIMTOFに初出展(日本総代理店:メカロック)。メーカーの台湾・源利電磁工業は1980年の創業以来、一貫して台湾の金属加工業界にクーラント濾過をはじめ、さまざまなクーラント関連装置を40年間にわたり開発・製造、供給してきたリーディングカンパニーで、幅広い市場の要望に応えている。

  • ユーザー通信202号抜粋 ロボット拠点、続々 ― 「ロボットとSI屋さん(ロボットシステムインテグレーター)の事情」

     常設のショールームはもちろん、テンポラリーなゾーン展示も含め、日本中に続々と「ロボット拠点」が誕生するなか関西では、11月29~30日に三菱電機 西日本ソリューションセンター(兵庫・尼崎市)で「ロボットソリューションフェア」が開催された。

    4年ぶり2回目となる同フェアでは、独自のAI技術「Maisart(マイサート)」を搭載した「MELFA(メルファ) Smart Plus」カードの新型ロボット『MELFA FRシリーズ』への装備や、2019年に発売を予定する「人協働ロボット」の参考出展をはじめ、ロボットソリューションビジネス強化に向けた取り組みが示された。

    そのなかで、具体的なアプリケーションイメージを高めるための出展協力会社には、HCI(大阪府泉大津市式内町、奥山剛旭社長)も名を連ねた。そのHCI自身は翌週の12月3日、地元・泉大津市の商工会議所内で、「HCI ROBOT CENTER」の開設記念式典を催し、南出賢一市長はじめ120名が出席した(※同センター自体はすでに今年9月から商工会議所1階にオープンし、220名が来場している)。

    この両催しで共通し強調されたのが、最近では、いわゆる「エスアイ(SI)屋さん」とも気軽に呼ばれる、「ロボットシステムインテグレータ」(以下、SIer)の位置付け、役割といった重要性である。

    HCIの中核事業は元々、ケーブル・ワイヤー・チューブ・シートの製造装置メーカーであり、そこで培ってきた固有技術を、「把握しづらく」「癖がつかみにくく」「(先端が)どっちへいくかわからない」といったケーブル状の柔軟物を扱う強みを、ロボットシステムを構築する技術に応用し、ロボットSIerとして、現在、広く認知に至っている。

    大前提として、ロボット(の本体そのもの)は「半完成製品」である。ロボット・関連機器ベンダーが各種のロボット、オプション、システム構築用機能を提供し、エンドユーザーの目的や要望を実現する最適なシステムを構築、提供するのがロボットSIerの役割というなか、自動化においては、ビジョンセンサ、情報機器などの技術が急速に発達し、同じ機器を使っても「SIer技術の優劣」がシステム性能を左右することから、自動化要求レベルが高くなっている国内製造業は、新興工業国と同レベルでは国際競争力に勝てないともいわれている。

    折しも今年7月には、「FA・ロボットシステムインテグレータ協会(SIer協会)」(東京都港区芝大門、久保田和雄会長/三明機工社長)が設立されたが、全て任せられるSl能力、得意術を持ち寄りチームでの一段高い課題解決、多岐に拡大する規格や法規など、さらなる能力拡大が求められる、昨今の「SI屋さん事情」である。

    「恋、あなた次第」という昭和歌謡があったが、新元号時代は、「ロボット、SI屋さん次第」といったところか―。
    (本号が2018年の納刊となります。本年もご通読いただき、誠にありがとうございました)

  • ユーザー通信202号 マパール 「新生」ジャパンの戦略・展望を発表

    マパール(本社=埼玉県三郷市栄)はJIMTOF会期中の11月2日、マパールグループ(ドイツ本社)社長のヨハン クレス博士、アジアパイフィックディレクターのアーミン キャスパー氏、マーケティング ヴァイスプレジデントのアンドリース エンゼルバッハ氏、そして今年1月にマパール社長に就任した松田剛一氏が出席し、マパールグループおよびマパールの現状と今後の展望、日本市場における戦略等を発表した。

    発表に先立ち、これまで工作機械メーカーや精密工具メーカーで幾多の経験、実績を残してきた松田社長は、「以前からマパールには強く興味を抱いていたこともあり、この度の縁を、大変光栄に思っている。特殊品を中心に、全世界の自動車業界で使われている、ワンランク違う製品のイメージだが、実は、そればかりではない、皆さんに知られていない部分がある」とマパール製品への「特別な想い」を吐露した。

     

     

    これを受けクレス社長はあらためて、「マパールに来てくれてありがとう」と感謝の意を伝えたうえで、マパールグループの2017年度について、売上高は6億1千万ユーロ(6・0%増)、従業員数も順調に増え5250人(5・6%増)と、「成功の年だった」旨あらためて振り返り、なかでもインターンの人数が2倍に増えたことを重要視し、今後も育成に投資していく意向を示した。

    続いて、キャスパーディレクターは、日本における新しいアイデア、目標、戦略、オペレーションとして、工作機械メーカー、自動車産業のプロジェクトサポート部門である「TET部門」の設置、国内販売ルートの強化とともに、「三郷本社の機能拡充へ大きな投資」に加え、周辺に工作機械メーカーが集積する名古屋支社を拡充し、技術部門とカスタマーサービス部門の移転を構想していると述べた。

    また、日本のメガトレンド(顧客の流れや関心)として、最少量潤滑を意味する「MQL」と、e-モビリティ(電気自動車用加工工具)を挙げ解説。世界的な自動車メーカーでMQL製造の成功をサポートしているマパールは、MQLテクノロジーに関するさざまなセミナーを実施しており、JIMTOF会期中にも技術セミナーとして実施した。

    最後は松田社長が、2019年に向けた新製品と新たな展開として、3枚刃『トリタンドリル』をはじめ、ツールディスペンシングシステム(工具保管・管理)など最新工具・システムを紹介。

    そのなかで、「マパールが約3万点もの標準品を取りそろえていることはあまり知られていない」、MQLについては、「寄せられる相談、テストの状況を見る限り、日本においても、またここへきて関心が再燃していると見ている」と強調した。

    さらには注目ポイントとして、「3D製造技術」を挙げた。マパールではすでに、かなり多くの製品で3Dプリンターを盛り込んだ製造技術が実践されており、従来はできなかった新しい形状を可能とし新製品を産み出しているという。

    また、前出の国内販売ルートの強化、流通の整備について、「私のなかにある戦略」と表現し、「標準品の拡販は我々にとってもチャレンジになるが、これだけの製品があるだけに、チャレンジする価値がある市場だと思っている」と言及した。

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